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そうだ京都、行こう2017師走(2)トロッコ列車 [紀行]

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定刻通り、トロッコ列車はトロッコ亀山駅を出発した。


当日券として購入した指定席券は4人BOX席の窓際後ろ向きの席。


お向かいに座るのは中国から来たと思われる、20代前半の若いカップル。


二人とも、コンデジを持って期待に満ちた表情を見せている。


オープン型の5号車の乗車率は6割程度。


窓枠があり、ストーブも配置されている後続の車両もほぼ同様の乗車率の模様。


4割程度の空席があり、保津川の風景を左右で堪能するために自分の指定席を離れて、見やすい場所をキープする為に発車直後から前のカップルは私が降りるまでどこかへ行ってしまった。




発車して、後ろ向きに流れていく風景を見ながら感じたこと。


寒い。とても寒い。風が寒い。


トンネルに入ると、もっと寒く感じる。


思わず、上着のファスナーを上限まで引き上げた。



前回も5号車かどうかわからないがオープン型の車両に乗っていた。(立っていた?)。

28年前に乗車した時は確か9月。気温まで覚えていないが、おそらくは残暑が厳しいかやっと残暑が落ち着いたころだろう。少なくとも風に首を引っ込める様なことはしていなかった。






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トロッコ亀山駅から、トロッコ嵯峨野駅方面へ向かう場合、まず景色が堪能しやすいのは進行方向左側。

全行程を通じて、どっちの方が景色がいいのかと言えば、こっち。


ちなみに当日券で乗車した私は逆側の背中向き。









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保津川下りの船に遭遇すれば、観光客は手を振ること確実(笑)。


しかし、今日は船は出ておりませんでした。









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日本語のアナウンスで右側のお客様お待たせしましたというアナウンス。


トンネルを抜けると川の位置が逆になることの予告です。


この日本語のアナウンスをこの車両で理解している人は少なく、みんな左側に張り付いており、右側でカメラの準備をしている人は少ない。





そして、見えてきた風景。



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右側で空いている席にどっと人が押し寄せる瞬間。


私の前に席には、先ほどのカップルとは全く別の年配の観光客がスマホでシャッターを切っている。











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もしかしてこの車両で日本人は一人だけかもしれない。


そう思っていましたが、どうやら違うようです。


そう判断した理由があります。



車中をポラロイドカメラを持った販売員がやってきて、日本語で記念に写真はいかがですか?と聞いてくる。


おそらくは首から一眼レフをぶら下げた一人旅の、おそらくは「日本人」と思われている私には期待していないいようで、要りませんと答えたら笑顔で去っていった。

彼は日本語が堪能な中国人のようで、話しかけて相手が中国人と分かると中国語で説明をしている。

おそらくは1000円程度でその場で出力し台紙に入れて販売してくれる。


ここのところ人間不信に陥っており、果たしてこの記念撮影写真販売は公式のものか?と疑ったりもしました。(その写真の価値については実際手に取っていないし、この車両で購入した人もおらず撮影風景も見ることが出来ず、判断できません。)


そんな売り子さんの様子を見ていると、私のように日本語で断ったお客さんが一人(一組)いました。


この車両で私以外に日本人は居たようです。(多分)








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28年ぶりの乗車を決めて、混むだろう嵯峨野駅乗車ではなく、最初に亀岡に向かって乗ることまでして乗ったトロッコ列車。


正直言うと、28年前に乗った感動や思い出と比較して、淡々と寒気の中を進み、アナウンスでトロッコ嵐山駅に間もなく到着するという。


終点はトロッコ嵯峨野駅であり、周りの様子をみると降りる準備をしている人はわずか。




トート型のカメラバッグを肩から下げて、先頭にある降車口へと向かう。


何となく、あれここで降りるの?という表情が刺さってくる。






ゆっくりと、でもガタンガタンと振動しながらトロッコ列車は停車した。


降車してすぐに気動車を撮影しようと移動。


亀岡から嵯峨野方面へ進む列車は5号車が先頭側なので他の人が映り込む前に撮影ができると踏んでいた。






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エンブレムを見ると、SINCE1991


1991年?


あれ、28年前に乗っていないのか?


あの頃、京都には2年おきに行っていたので26年前だったのか。



1989年は往路夜行バス、復路は新幹線。

1991円は往復新幹線。

1993年はマイカーで行った。この時は絶対にトロッコには乗っていないので、1991年か。





と、こんなことを考えているうちに他に観光客が気動車を撮影できることに気が付いたらしい。


尋常じゃない人数が迫って来る前に撮ってしまわないと。





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来た来た来た来た来た。


みんな発車時間は大丈夫か?


それともここで降りるのか?


その割には荷物が少なめだけど大丈夫か?









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と、廻りをたくさんの観光客に囲まれてから離脱。



ここから歩いて観光をしようと改札を目指します。


階段にはずらっと人の列。


やはり中国からの観光客が多いようですが、その中に日本語や英語、フランス語も交じって聞こえる。

韓国語は聞こえてこない。


進みが遅い。



どうにか改札まで到着したけど、友人改札。改札というより駅員が立って切符を回収している。


私は当日、切符を購入した。手書きで車両や座席を記入した普通紙の切符。


多くの観光客が手にしているのはJRの地紋が印刷された磁気感熱紙の切符。


大小さまざま。


そう、おそらくはツアー全体で使用されるJRの切符だったり、トロッコ列車の部分だったり、クレジット控えかもしれない、その出力物を


「これでいいのか?」


と2人しかいない駅員と応酬している。


ああ、ここで切符を出すんだと思い出したように、カバンをガサガサし始めるから長い列が進むわけがない。


もし、あの記念撮影販売スタッフがオフィシャルならば、中国語がペラペラなのだから(だから中国人スタッフを募集したと思われ、契約自体はどうやら市内のプリントショップの模様)、彼に車内で説明してもらい、切符の準備を促してもらえばものすごくスムースに進むと思う。


自分の感情とかいろんなことを思うけど、現時点では中国からの観光客が圧倒的に多いのだから、おもてなしという観点と、それ以上に利害を考えれば中国語に堪能なスタッフの配置は有効だと思う。


トロッコ亀岡駅の駅構内のアナウンスも明らかに外国人観光客に日本語で強めに警告しても通じる可能性は低く、そこで事故が起これば結局は企業側としては無責任では済まされないわけだから。


これはあくまでも、自分なりの考えであり人それぞれだと思うし、さらにこれから今回の紀行ブログを読み取っていただくと、自分なりの考えより深層部に自分個人的な本音、感じた部分もあるのです。


今回の京都散策は無駄遣いではないけど、期待外れとなり、ここまで京都に執着してきた京都への次回訪問については相当薄らいでしまったことを簡単に記しておきます。





険しい顔をして、大きい切符ね大きいのと懸命に日本語で伝えている駅員に、大きな日本語で呼びかけ視線を呼び寄せ、無理やり当日乗車券を渡して駅を出た。



さて、次の目的地は静かだといいな。






尚、トロッコ列車を最初の目的地と考えて、JR馬堀駅経由でトロッコ亀岡駅に来たわけですが、トロッコ列車の運行休止情報など調べずに訪れました。

嵯峨野トロッコ列車は私が訪れた翌日より、年末年始休業だけでなく点検整備もあり2月28日までお休みです。

行き当たりばったりですが、ちゃんと調べないとね。


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