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詰将棋 [ライフ]

勤める会社の業界は


流行に敏感か鈍感か?


と聞かれれば、鈍感とはいえないものの、流行りすたりのスピードが速い方ではない。


それが理由ではなかろうが、インフルエンザの蔓延は流行報道が伝えられていても、それを身近に感じることはなかった。


ただ、パンデミックはあっという間


まるで詰将棋の王様になったような気がする。


自席にいて、視線の先、隣の隣のシマで一人発症したと聞く。


翌日にはその前に座っていた人


翌々日にその背中合わせに座っていた人


その次に目の前に座っていた人


そして、さらに背中合わせに座っていた人物=私の席の目の前に座っている人であり、


木曜日には打ち合わせ室で顔を突き合わせていた人物。


彼からのひどい声の電話を受けた金曜日のAM8:00


声を聴いた瞬間、直感した。


まだ、これから病院に向かうが、体温計は38℃を超えているという。


結果の連絡をお願いし、お大事にと伝えて、遅いかもしれないが彼の席と周囲を気休め程度の消毒作業


イントラで彼の欠勤を入力し、厚生部へ連絡


彼が朝するレギュラーの仕事を肩代わりをして、始業の時間を迎える。


前日、彼とは午後は別々の仕事をしており、最後に接触したのがちょうどお昼。


潜伏期間は1~2日程度と考えれば、早ければ今日の午後あたりから、私に異変が来るかもしれない。


また、土曜の昼間で発症しなければ、自席の前の彼からもらったという事はないと考えていいかな?


3連休前で土曜日には予定があり、家族で絶対にうつせない人物もいるので、いろんなことが頭によぎる。



自席の前だけでなく、すでにフロアのデスクにはぽつぽつと空席があり、不安を覚えているのは私だけでなく、3連休の間に職場感染はリセットできる。しかし、職場以外でももらう可能性もあるから、予防は継続して行うわけで。



大きな会社行事があり、実行担当責任者になっているので決して休めない。だけど、インフルが発症すれば出勤するわけにもいかない。

遅れ気味の進捗状況であり、振り分けした担当部門の動きに対してややいら立ちを感じていた。

やっと、重い腰を上げて色々と聞いてくる。


maeboo.さん(仮名)、午後時間開いていますか?


と聞いてくる。期日まで一週間しかないので断るわけにいかない。


付き合って、ミーティングのオブザーブをマスクをしながら見守り、たまに横を向きながら口を出した。


そして、



ぶるっ




悪寒!



やばいと思い、事情を知っている同僚たちの勧めもあり普段よりも早い帰宅。




結局、悪寒というより、会議室が寒かったというのが実情。猛烈の寒波が来ていて、人がずっといなかった会議室で、他の連中が体を動かしてレイアウト調整をしているのに、私はじっとしていたからか。



まあ、よかった。



3連休開けたら、早く帰った分仕事が残っている。

そのプロジェクト以外にも私が担当している・・・相棒は自席に前の人物・・・があと1か月半の期日で粛々と待っている。

そして、寒波に襲われている北海道に日帰り出張も。直行じゃなく、いったん会社に寄らねば。


果たして、金曜日見た間引かれた席は、一部は復帰してくるはず。そして、もっといなくなっているかもしれない。


ああ、鈍感なら、もっと鈍感であればよかったのに。


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