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僕の生きる道 写真うつり悪くない? [中村先生と共に生きる人々]

2003年に放映されたドラマ「僕の生きる道」

余命一年を宣告された生物教師を草なぎ剛君が、その同僚でありその後彼を支える国語教師を矢田亜希子さんが演じます。

脚本は橋部敦子さん。演出は星護さんなど。音楽は本間勇輔さん。主題歌はSMAPの「世界に一つだけの花」

丁寧に作られたドラマは徐々に反響を呼び、公式HPのアクセスや掲示板への書き込みも上昇カーブを描いた。視聴率も後半に向って上がっていく。

ドラマ内の演出で使われたシーンからラジオドラマも作られ(声の出演も草なぎ君や矢田さんです)、掲示板の書き込みの内容も濃く、それが寄付金付きの本となりました。ドラマの放映終了後、半年経った七夕の日、スマスマの特別編で死後の中村先生と加代子お母さんのやり取りが描かれ、それとは別に出演者達にもしあと24時間しか生きられないとしたらどうする?という質問をぶつけます。色々な意見がありました。そして、掲示板の書き込みの中から、実際に緩和ケア医療の現場の実情や、懸命に最後まで生き抜く方を追ったドキュメントもありました。

話を戻しましょう。

中村先生自身も大きく変わりましたが、彼を支える人達も一緒に変化していきます。彼の姿に何かを感じ、その後も目に焼き付けて生きていく事でしょう。

そんな中村先生の教え子の1人からクローズアップしましょうか・・・。

何故こんなに前置きが長いかって?

ちょっと彼女のエピソードが少ないもんで。

では、黒木愛華さんを紹介しましょう。

黒木愛華さん(岩崎杏里)は普段はニコニコしながらみんなと一緒に居るのが楽しいと思っているように見えますが、結構、自分で思った事に突っ走るタイプのようです。

このドラマ中で彼女が起こした事件・・・それはアイドルになること。

そもそもは雑誌に彼女が掲載された事です。

世界史の教師、岡田力(鳥羽潤)も購入しているアイドル雑誌。その中の制服美少女特集のトップページに彼女が載ります。街で声をかけられて雑誌ビューを果たしたわけですが、県内でも有数の進学校という陽輪学園。そのブランドイメージもあって、雑誌を見た連中が陽輪学園に黒木さんの住所を教えてくれという電話が鳴り続けます。当初、なぜ黒木の住所を?と思った古田教頭をはじめ、電話を取る先生方でしたが、雑誌購入者の岡田先生の進言で理由がはっきりとしました。

謹慎中の中村先生の代わりにみどり先生が黒木さんを呼び出し、状況を説明します。黒木さんは反応の多さを知り喜びますが、みどり先生は厳重注意をします。ストーカー被害を受ける可能性もあると諭し、黒木さんは「はーい」と長めの返事をして一応理解を示します。

しかし、彼女は反応の大きさを嬉しく思っていました。そして、芸能プロダクションから誘いが来ます。あの雑誌を見たのでしょう。

そして、彼女はあっさりとタレントになる事を決めてしまいます。恐らく即決に近かったかもしれません。両親にも相談していません。

黒木さんは学校に退学の意思を伝えます。

もう少し慎重に考えなさいと諭しますが、チャンスなんです。いちいち考えていたらチャンスなんてあっという間に過ぎてしまいます、と聞く耳を持ちません。

職員室から黒木さんが出ると、先生方で話し合います。

進学校ですから、古田教頭は大学に進学した方が良いと言います。赤井先生も同意します。麗子先生は決め付けるのがいいのか迷います。久保先生先生は学業とタレントの両立が出来ればと言いますが、芸能界に一番詳しい岡田先生が両立は知っている限り厳しいと断言します。(岡田先生・・・はぁ~)

みどり先生は謹慎の解けた中村先生に「中村先生はどう思います?」と振ります。

中村先生は考えました。そして行動に移します。

直後にG組は中村先生が受け持つ生物の授業でした。みどり先生も副担任として、教室後方に立って中村先生の言葉を聞きます。

中村先生は授業を始める前に進路の話をします。

「ほとんどの人が大学進学を希望していると思いますが、中には自分の夢を追いかけたいと思っている人もいるでしょう。」

この言葉に反応したのが黒木愛華さんともう一人、杉田めぐみさん(綾瀬はるか)でした。

「夢には、勉強すれば必ず叶うものもありますが、そうでないものもあります。努力だけでなく、才能や運も必要とされるのです。そういった夢を掴めるのは、ほんのひと握りの人です。宝くじに当たる確立のほうがよっぽど高いんです。夢が叶わなかった時のことを考えてみて下さい。夢のために費やした時間は無駄になってしまうんです。ですから、いくら自分がやりたくても、どうなるかわからない夢を追いかけるのはどうかと思います。夢が叶わなかった時に、後悔するのはあなたたち自身なんですから ― 」

こんな言葉が中村先生の口から登場します。まだ、この頃は秀雄の病の事はみどり先生を含め、誰も知りませんでした。ですが、みどり先生は中村先生が何か変ったことに気がついていました。今までの事なかれ主義から、積極的に事柄にぶつかる中村先生に対して、何かを感じ始めた頃でもありました。だから、なお一層中村先生のこの言葉に釈然としないまま、教室を出ます。

杉田めぐみさんの記事でも取り上げたこのシーン。大学には進学せず、小学生の時からの夢である歌手になりたいと思っていた杉田さんは授業終了後に中村先生を捕まえ、絶対に諦めないと宣言します。その後の話は杉田さんの記事を見てください。

そして中村先生が話しかけたもうひとり・・・本記事の主人公、黒木愛華さんはというと、杉田めぐみさん以上の早さで授業終了直後に中村先生を捕まえます。

「退学の話、なかったことにしてくれませんか?」

早!

彼女は先ほどの中村先生の話を聞いて、何気無く描いた夢を・・・対して思っていなかったら夢を捨てました。

同じ話を聞いて、尚も夢を追いかける杉田さんと、考え直す黒木さん。

中村先生の機転で二人の生徒に対して最善の対処をしたことになります。

黒木さんのことを貶すつもりはありません。

あっさりとしているだけで、勉強もしっかり出来ます。

でも、進学先はクラスメイトの仲よしの近藤萌さん(鈴木葉月)と同じ模様。

やっぱり・・・あまり考えないタイプかな?

 


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