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やってみましょう  [時事]

「先生。合唱、合唱って、楽しそうにやってますけど、何の意味があるんですか?」

「吉田くんが、この学校にいる意味はなんですか?」

「希望の大学に入るためです」

「その通りです。でも、高校生活は、大学受験のためだけにあるんじゃないと思うんです」

「どういう意味ですか」

「つまり・・・たとえば、高校生活は、いい大学に入るためにあるとしましょう。大学はいい会社に入るため、会社に入ったら係長になるために仕事をし、係長は課長になるために、次は部長になるために。出世は、たくさんの退職金をもらうため、たくさんの退職金は老後を豊かに過ごすため。こんなふうに将来のために、今を犠牲にして一生を過ごしたとしましょう。そうやって生きてきた道には、自分の足跡が何も残っていないような気がするんです。 ― なんか、うまく言えませんけど・・・」

もはや、わが国 日本のお家芸。何かあると全国調査。すると出るわ出るわ・・・。

履修不足問題

当事者、関係者の皆さんには大変な問題だと思います。

このような社会的出来事には自らに火の粉が降りかからないと何も書かないところですが、このことを聞いて、且つその後の報道を聞いているとどうしても「僕の生きる道」でのこの話が頭をよぎってくる。

 

子供たちには責任は無いと思います。

ただ、いい大学へ、いい企業へという考えは子供達の中に親御さんの中に、進学校の中にあるのは事実で否定もしません。

実際、僕にしても大学受験をして、複数の入学試験を受けたわけですが、背伸びかもしれないけど入れたらいいなぁという大学、身の丈の大学、所謂滑り止めの大学と3校受けました。これも、いい大学へと考えていた証拠でしょう。

でも、僕は塾・予備校に行かず、高校3年当時もアルバイトをしていました。受験勉強は気が乗るときに集中的にしました。

でもよく「深夜まで勉強したよ・・・」とか、「徹夜で勉強したよ・・・」と勉強していることに満足感を覚えている声を周りから聞きますよね。受験勉強をしていることに満足しているように聞こえた。僕は眠たくなったらすぐに眠っていました。高校時代は0時を過ぎて起きていたことは殆ど無かったと思います。

だから、今の情けないあんたがあるんだよ・・・と言われそうですね。

ごもっともかもしれません。否定しません。

 

 

まあ、おいらの事はほっときましょう。

 

生徒さんが知らないところで起きた履修不足だと思うのですが、同じ世代で受験に不要と言われている科目を勉強してきている生徒さんもいます。

大切な時期に補習を受けなくてはならず、受験に不利だと言われる生徒さんもいます。

岩手県ではなんと50分の授業が350回分不足している人もいると聞きました。

 

救済処置を出せば、平等ではなくなると言います。

責任問題のなすりつけも始まっています。

説明会の様子を見ても混乱・困惑していますね。

 

では、どうすればいいのでしょう?

補習は行いましょう。

ペースは受験シーズンまでは一日1時間程度にしてね。

受験シーズンが終わったら、ペースは上げて行きましょう。

尋常じゃないペースにはしてはダメ。だから、唯一の救済措置としては、それでも間に合わなければ、3月いっぱいと言わずに、多少長い期間を見てもいいんじゃないですか?卒業見込み証で大学の入学手続きや就職出きるようにネ。

 

え~!と言うかもしれませんね

補習って・・・お薦めしませんが出ればいいんでしょ。

内職しちゃいなさいよ!受験に必要な科目をね。落ち着いて出来ないかもしれないけど。

 

でも・・・受験科目以外にも何かが残る授業があるかもしれませんよ。

大変だと思いますが、大学でも社会に出ても、もっと大変なことが起こる事もあります。1日に1時間どころか、何時間も切り詰めなくてはいけない事もあります。

どーんと構えて、この困難に立ち向かえた人は今後も次々とやってくる事態に対処できると思います。

出来れば、「僕の生きる道」を見ちゃうって位余裕があればいいけどね。

本当に大変だと思います。

救済措置もバランスを考えながら行えばいいと思います。

その為には学校・文科省・教育委員会・親御さんが責任の擦り付け合いやののしりあいをするだけでなく、いち早く事態に対処できる状況を作り上げて、子供たちの不安を少しでも取り除けるようにしてあげなければいけないかな。

教える教師がいない・・・早く手配してください。

当事者様には不安な日々のだと思います。秋も深まり、これから風邪・インフルエンザのシーズンへと向います。

どうか体調だけは崩さないようにお祈りします。

 

部外者の一人の意見と思って聞き流してください。


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コメント 3

こさ

うん、まずは始めてみなくちゃわからないこともあるもんね。
ほんとにやりたいなら、まずは受験も授業もがんばる、
それしかないような気がします。
大学に進学する人も、違う道へ進む人も、もし今ここで
「高校があんなことしたからダメだったんじゃん!」って
怒ってるだけだったら、きっと前には進めないと思うの。
進路って進む路と書くしね、だったらいっそのこと、
「夢」も「将来」も諦めない、その心意気でススメ!
学校の先生達も、きっと色々考えてくれるはずだから。
今、高校3年生の人、きっととっても不安だと思うけれど、
「越えられないハードルはない」んだよ。
きっと越えられる。
がんばれ。
おとうさん、おかあさんたちも、がんばれ!
by こさ (2006-10-28 17:54) 

かず

「越えられないハードルはない」,こささんその通り。
自分では越えられなくても人から助けてもらったり,人を助けたり,何とかなっちゃうんですよね。受験生の皆さん,体に気をつけてがんばれ!

学生の皆さん,勉強は進級・進学のためだけじゃあないからね。
社会に出ると「ああ,あのとき習ったな」とか,「ああ,もっとちゃんと勉強しておくんだった」ということが良くあります。
昔も,今も,これからも大人になるにつれみんなそう思うんでしょうけど。
もう一度学校行きたいな。
by かず (2006-10-28 19:17) 

maeboo.

こささん、かずさん、どーも毎度です。

取りあえず、授業は始めましょう。
そりゃ~、大変だと思います。
でも、素敵な出逢いがあるかもよ。
受験には関係ないと思っていたのに、これだけ集中的に勉強したら、とっても興味わくかもよ。
同窓会の度に話題になるかも。

それぞれの世代でも色々あるんだから。
戦争中は勉強したくても出来なかったりね。

応援してます。
by maeboo. (2006-10-28 20:27) 

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