来年も一緒に桜、見れるといいね(3) [秒速5センチメートルロケ地]
さて、目指す踏切にカメラを抱えた先客がいたので、次に向かいます。
次と言っても、何の当てもない。
神社と学校を手当たり次第探すしかない。
参宮橋で神社と言えば、明治神宮が思い浮かぶけど小学生の貴樹と明里が遊ぶ神社としては規模があまりに大きすぎる。
ああ、そうか。
参宮橋駅の隣の駅は代々木八幡駅。
八幡様があるじゃないか。
取りあえず、代々木八幡方面まで行ってみよう。
住宅街を歩きながら、方向感覚だけを頼りにキョロキョロしながら何かロケに使われたシーンが落ちていないか探す。
しかし、カーブと坂が多い。
そういや、アスファルトが印象的なシーンがあったな。
足元も注意して歩かないといけませんね。
(この後、自宅に帰ってから他のサイトさんを見て、とっくにその場面を通り過ぎていたことを知ります)
※小説・映画の内容にも触れていますので、ネタばれ注意です。
方向音痴じゃないけれど、ちょっと心配になってきた。
そもそも代々木八幡は駅のどっち側にあるんだろうか?
後ろから高級外車が速いスピードで追い越していく。
見通しの悪い道で心配しているとその先のカーブで案の定、急ブレーキを踏んでいた。
苦戦しました・・・。
道がまっすぐではなく、絶えず方向を変化させる。
小田急線の走る音も遮断機の音も全く聞こえない。
しばらく歩くと、林で囲まれた一帯に到着した。
車用の参道の案内板があった。
代々木八幡だった。
坂道を昇っていくと本堂の裏手に出てきた。
さて、どうしたものか?
一旦正面に回り込もう。
貴樹と明里の絶好の遊び場だった神社。
目の前は山手通りです。
作品の中では猫が登場する。
貴樹と明里はそばに近寄ります。
ひとりぽつんとしている猫に明里は話しかける。
「ミミはどうしたの?一人じゃ寂しいよね」
この言葉は明里自身に言っている言葉なのかもしれない。
で、この写真を撮っている最中、すぐ左側でカメラを構えている僕を見守っている暖かい視線があります。
すぐ横にいるんです。
猫が!
首からタグをぶらさげて、人を全く警戒していません。
真っ黒だったから作品では登場していない。
ってことはチョビではなく、ミミなのかな?
この後、カップルが近寄って、この黒猫をなでていました。彼女にすっかり甘えています。明らかに僕や彼氏に対する態度と違う・・・。
勝手な想像だけど、チョビはオスっぽい名前でミミはメスっぽい。
やっぱり、チョビか?
この鳥居の前を貴樹と明里は駆け抜けます。
僕はお参りもしてきました。
その他に歴史的に気になる碑などが沢山あります。
確かに山手通りの車の音も、小田急線の通過音も気にならない・・・。
さて、この敷石のカットが作品に登場していたのを覚えていましたが、果たしてどの角度が正しいのか分からず、思わずぐるぐると回りながら全方向撮りました。
さて、時計を見ると相当時間を消費しています。
豪徳寺方面まで電車に乗り、また電車で帰って例の踏切を撮ろうか、それとももう少し探そうか・・・
迷った挙句、道にも迷いました。
で、貴樹の中学校をみつけた・・・・・・気がした。
ここだろうと思う。
塀の外から必死に背を伸ばして中の様子を窺う。
でも、明里に会いに行く日、学校を出る時の校舎のイメージと違うな・・・。
グラウンドはこんな感じだろう。
フェンスも。
しかし・・・・・・・・・・・・・今、学校は警備が厳しいからなかなか撮影するポイントが無いんです。
新海監督達は許可を取っているのだから、中からのイメージを湧かせているんだろうし。
ただ、これだけは撮れた。
これだけは背伸びしなくても撮れます。
映画の中では点灯前と、まさに点灯するタイミングの照明が描かれている。
その照明はライトが4つのタイプだが、これは8つ
違うかなと思いつつ、下側の三角形部分やライトの外装もそっくり。
グラウンドではサッカーの練習をしていました。
よく見えないけど・・・。
ここが貴樹の中学校でよろしいでしょうか?
さあ、本当に時間が無くなったぞ。
あの踏切のカメラマンは移動したかな?
コメント 0