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僕の生きる道「今夜すき焼きでいいですか?」 [僕の生きる道ロケ地]

相変わらず、タイトルがドラマを見ている人しか分からないフレーズで申し訳ありません。

ドラマ「僕の生きる道」主人公中村秀雄の母親、加代子の伝説的早とちりとその人柄が溢れる言葉なんです。

そのフレーズが飛び出した場所がここ。

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武田八幡宮です。


昨年のNHK大河ドラマ「風林火山」の放映もあり、随分観光客も韮崎など甲州を訪れているようです。

822年に創建され、甲斐武田氏の祖、武田信義が氏神として敬った神社。
本殿は武田信玄によって再建されたものです。

ドラマのロケに使われた場所は髄身門の前にベンチを持ち込んでの撮影で、本殿は少々つらい急階段を上り、更に上ったところにあります。

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石鳥居の両脇にとても大きな杉の木が立っています。
この杉の木も含めて、境内には市の天然記念物に指定された多くの木があります。

 

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綺麗に積み上げられた石垣の上に太く重厚な石鳥居があります。
脇に設けられた石段を登って上がります。
随身門の奥に少しだけ急な階段がちょっと見えますね。

 

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軽やかな(?)足取りで上りきったところに舞殿があります。

 

拝殿、本殿はさらにここから上がったところにあります。
先ほど同様、軽やかな・・・ステップで昇りました。
デジカメのシャッターを切り余裕が無かったので、重要文化財に指定されている桧皮葺の切妻造の本殿は是非、階段を昇って見に行ってください。
※息が切れて、シャッターを切れなかった訳じゃありません・・・たぶん。

 

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ラムネを買ったみどりが秀雄に差し出し、ふたりはここでそれを飲みます。

何の予告もなく帰郷する秀雄を追いかけたみどり。
みどりのペースに巻き込まれ、笑顔を見せていた秀雄も、実家に近づき浮かない顔をする秀雄の様子を感じ取り、みどりは一人帰ろうとします。

みどり 「はぁ、楽しかった。・・・・・・じゃあ、私、帰ります」
秀雄  「あの・・・・・。みどり先生を振り回した僕がこんなことを言うのもなんですけど、僕の気持を揺さぶるようなことはやめてください。出来るだけ、心穏やかに過ごしたいんです」
みどり 「中村先生、前言ってたじゃないですか。将来のことを考えすぎていまを見失っちゃいけないって。今の私にとって、今日と言う日は、一年後、十年後の為にあるんじゃありません。今日は、今日だけの為に過ごしたいんです。中村先生と一緒に」
秀雄  「・・・・・・それは無理です」
みどり 「・・・・・」
秀雄  「本当にこれで終わりにしてください」

加代子 「秀雄!」

自転車のかごから長ネギを突き出しながら、女性が近づいてくる。

秀雄  「母さん!」
みどり 「!」

加代子 「早かったね」

秀雄のそばにいるみどりを見て、ちょっと戸惑う加代子。それを察知する秀雄。

秀雄  「ああ、同じ学校の、秋本みどり先生」
みどり 「はじめまして、秋本と申します」
加代子 「秀雄の母でございます。いつも秀雄がお世話になってます」
みどり 「こちらこそ、お世話になっております」

急に帰郷すると電話してきた秀雄。加代子はどうしたんだろうと思っていたが、息子が女性を連れて来た。
偉大なる勘違いが始まった。

加代子 「そういうことなら、どうして言ってくれないの」
秀雄  「そういうこと?」
加代子 「言ってくれないから、お掃除だって適当だし、玄関だってお花飾ってないし、布団だってあんたの分しか干してないのに・・・」
秀雄  「いや・・・みどり先生は・・・」
加代子 「ゆっくりしてって下さいね」
みどり 「・・・」
秀雄  「・・・」

加代子 「あ、今夜すきやきでいいですか?」
みどり 「・・・はい」

そんなやりとりがこの平安時代から続く神社の前で展開されたのです。

 

この坂道を下ると

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二の鳥居があります。
韮崎市指定有形文化財。その後、山梨県指定有形文化財に指定されています。

この鳥居の奥、坂道を進むと武田八幡宮です。


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