馬の話

先日、競走馬の悲しいお話をしましたが、今日は競走馬に関しての楽しい思い出でも探してみよう。

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん

財布に辛い思い出ばかりだ。

 

競馬を始めたのが就職して間もなく、競馬好きの先輩に連れられて競馬場に行ったのが最初。

大井競馬のトゥインクルレースが大流行りもした頃でした。

今となっては昨年の有馬記念を何の思い入れも知識もなく購入しましたが、残念な結果に・・・。

勿論、競馬はギャンブルなのですが、それだけじゃない馬券の買い方をしていたと思います。

気になった馬、お世話になった馬、追いかけたい馬、勝たせてあげたい馬などなどいましたね。

だからこそ、はずれ馬券の山になってしまうのかもしれません。

まあ、生活がボロボロになるまでは投資しなかったので、よしとしましょう（でも、何が買えたかな？）。

そんなmaeboo.を虜にした、ちょっと名の知れた馬。ちっとも名も知れない馬をご紹介します。

ちなみに、私が追いかけると故障したり、引退したりと災難な馬が多いようです。ごめんなさい。

 

さて、レースに出ると絶対買わずにいられない名（迷）馬ですが、まずはただ一頭のGⅠ勝利馬。

ラシアンゴールド。

ダート巧者でした。金蹄ステークスを勝ち、フェブラリーHと２連続でお世話になりました。

フェブラリーHは知らないうちにフェブラリーステークスというGⅠレースに格上げされています。

じゃあ、ラシアンゴールドはGⅠ馬なのか？という声が聞こえてきそうですが、地方競馬の大井競馬場のGⅠレース、帝王賞に中央所属馬の代表の一頭として参戦、彼の永久のライバル、ナリタハヤブサと同着１位になりました。

ちょっと微妙ながら、私が追いかけた馬の唯一のGⅠ勝ち鞍です。

彼はその後、屈腱炎を発症します。
レースにずっと出れない日々の中、私は雑誌を買い続け、JRAの登録状況をチェックし続けます。
引退することなく、ずっと登録されたまま２年が経過します。
関係者はなんとか復帰を目指したようですが、復帰することなく引退となりました。

 

 

さて、私が追いかけた馬で、この馬は有名な一頭でしょう。

トモエリージェント。

この馬ももともと地方競馬（たしか川崎）出身で中央に転厩してきた馬ですね。
なにか特徴がある馬が好きなのかもしれません。
ただ、それが絶対的な強さであってはいけない・・・・（だから馬券が外れるんだ）

根岸ステークスというダートの短距離を勝っています。
ただ、ダートだけでなく芝の短距離でも彼のスタートダッシュが活きました。
ダービー卿チャレンジトロフィーも勝っています。

その中で印象的なのが、安田記念。
１６００ｍは彼にとって長すぎる距離。
そのレースにはやはりスタートが速い、サクラバクシンオーという馬がいます。
バクシンオーが好きな同僚とどっちがスタートが早いか勝負をしました。

同僚はトモエリージェントのスタートの良さを素直に認めました。
この安田記念でゲートが開ききる前から彼はエンジンをトップギアに入れます。
私が知っている限りですが、おそらく競走馬５０ｍ競争なら彼に勝てる馬はいないと思います。
だけど、彼はレースが進むにつれ、他の馬に抜かれていきます。そんな馬でした。

 

シンコウラブリーがNHK杯を勝った日の条件戦にフルーツカクテルという牝馬がいました。
名前も印象的でしたが、この馬は私のお財布に何度か貢献してもらいました。

レースっぷりは試行錯誤という感じです。
逃げたり、追い込んだり色々やりましたが勝てない。（いや、でも２勝はしたはず）
そんな彼女が好きでした。
どうやら、繁殖入りしてとても優秀なお婿さんを迎えているようです。

 

もっと追いかけたかったなぁ・・・という馬

ライズライズ

クラシックレースには間に合わず、夏の福島でやっと２勝目を挙げます。
当時は秋華賞はまだなく、４歳牝馬（現在の表現じゃ３歳馬）の３冠最後のレースはエリザベス女王杯でした。
そのレースの出場資格を得るために、トライアルレースの中山クイーンステークスにエントリーします。

このライズライズの脚質は追い込み（前半は体力を温存して、後半に賭けるタイプ）です。
ただ、直線一気というタイプじゃなくて、向こう正面あたりからジリジリジリジリジリジリと競り上がってくる切れ味の悪い追い込み場です。

クイーンステークスでは向こう正面で他の馬にぶつかられ、コーナーでも不利を受けます。
あああ！と思いながら、テレビを見ていました。
彼女はそれでも最後、いつも通り追い込んできましたが、確か僅差の４着（だったと思います）。
エリザベス女王杯への優先出場権が与えられるのは３着まで。
ライズライズは優先出場権も得られず、獲得賞金も８００万円でエリザベス女王杯は出場できませんでした。
競馬じゃつきものですが、あの不利がせめて一つであれば彼女は３着以内でしょう。
いや、勝っていたかもしれません。

ちなみにこのクイーンステークスに勝ったのは、サクラキャンドル。
そうです、エリザベス女王杯も勝った馬です。
ああ、本当だったらライズライズがエリザベス女王杯を勝っていたと思うのはひいき目か・・・。

このライズライズを応援したかったのは、彼女は病気とも闘っていました。
体温が下がりやすいという病気を抱えています。
素質があったからこそ、彼女の体調を考え、レース間隔を開けながら走っていました。
いい馬だったなぁ。

 

シービーゲイル

名前から想像つきますが、お父さんは三冠馬、ミスターシービー。
たまたま彼のデビュー戦を見ていました。

しばらく中山の新馬１８００ｍのコースレコードでした。

デビュー戦勝利を飾ったそのレースの２着はセキテイリューオーでした。
後の天皇賞馬に完全勝利をおさめたこの馬。

セキテイリューオーが順調にクラシック路線に乗ったのに、セキテイリューオーは脚に不安があったのかなかなかレースに出ません。
その後、もう一回勝ったと思いますが、才能を発揮できぬままターフを去っていきました。

ラークダラークという障害競走馬も好きでした。
障害レースというのは、生垣や水壕を飛び越える、長距離のレース。
中山大障害という中山の名物レースなど、ゴールシーンではよく走りきったと拍手が挙がるほど。
長距離なのでヘトヘトでゴールへ向かいます。

ラークダラークを知ったのは、その障害レースをモニターで見ていました。
沢山の馬達が最後の直線に入ります。
カメラがその馬達を映しているはるか後方に、一頭だけ、どれだけ遅れているんだというくらい遅れている馬がいました。もう、とても追いつける距離じゃありません。

長い府中競馬場の最後の直線。
さっき観たラークダラークのことなど、頭の片隅にもないまま、競り合いを見ていました。
ばたばたになった脚を懸命に前に出す、馬達。
その直後、その馬達が止まったように見えることに。
ラークダラークがまさに電光石火のように走り抜けて、一着でゴールを駆け抜けます。
どうして届いたんだろう？？

 

いつか重賞勝つだろう、勝つだろうと思ったシャコーグレイド。
なかなか勝てずにやっと勝てたナイスネイチャ。
年老いても元気に走り続けたミスタートウジン。

応援馬券ばかり購入していたので出費も少なかったけど、恩恵はもっと少なかった。
ただ、ちょっと離れると思い入れのある馬はもういない。
おかげさまでのめり込むことなく、競馬から足を洗えたと言えるのかもしれませんが、ちょっと懐かしく思いました。

 

コメント 2

こんばんは､maebooさん｡
すいません､こちらにもコメントさせてもらいます｡
私は､強い馬も好きでしたけど､メジロマックイーンやトウカイテイオー､
ミホノブルボン､タイキシャトル､エアグルーヴとか､勝てそうでなかなか
勝てない馬も好きでした
maebooさんが書いてる､ナイスネイチャも好きでした｡特に好きだったのはステイゴールドです
2000年以降は､熱心には競馬を観ていなかったのですが､ステイゴールドだけは応援していて､出走するレースは必ず見て応援馬券も買って
ました｡
だから目黒記念で重賞初勝利した時も嬉しかったですし､ドバイで､世界
の強豪､ファンタスティツクライトに競り勝った時は､大喜びしましたし
最後のレースで､奇跡的な追い込みをみせてGⅠ初勝利した時は本当
に感動しました｡
すいません､何かいろいろかってにコメントしてしまって
by アリウープ (2008-05-05 23:19) 

ははは、どうぞどうぞ。
ステイゴールドですか、彼ももどかし善戦マンでしたね。
でも、馬券購入には安定感のある馬ですよね。

他にも好きな馬はたくさんいます。
でも、あまり有名な馬は少ない・・・。

ダディーズシューズ　（ダイナマイトダディの妹）
ウィングローラ（ソシアルトウショウの妹）
パンフレット・・・おお！これは強いですよ。中山大障害を勝っていますからね。

中山大（おお）障害、大好きです。
何度も見に行きました。
バンケットで馬が見えなくなるほど高低差を走り抜けます。
だから、それが目当てで朝から並んでゴンドラ席を取って、高い席から観戦もしました。

ウインコンサート・・・これも逃げ馬。

トウショウファルコ・・・見た目で好きになった数少ない馬かもしれません。


久しぶりに競馬場に行って、お気に入りの子でも探してみようかな。
by ｍａｅｂｏｏ． (2008-05-05 23:45)