沖縄県民斯ク戦ヘリ [歴史と出会う]
昭和20年6月6~7日にかけて発信された決別電報
このブログでも沖縄戦終結の日に取り上げたことはありますが、今年は発信した日に・・・。
田村洋三さんの本(沖縄県民斯ク戦ヘリ・沖縄の島守内務官僚かく戦えり)を読みました。
海軍沖縄方面根拠地司令官 大田実中将の発信した有名な電報。
前月に島田沖縄県知事の指示で荒井警察部長も内務大臣宛てに電報を発信している。
大田さんと島田さんが沖縄に赴任して早々にひと悶着ありましたが、短い間の中で信頼しあえていたことが電報からも分かります。
家族を愛する大田中将、島田県知事、荒井警察部長や多くの方たちだから、あの極限状態の中でも人を思いやることが出来たんでしょう。
maebooさん、こんばんわ。
6月6日がこの有名な訣別電報が発信された日なんですね。このことは知りませんでした。気がついていなかったんです。現在の私たちはこの電文のお陰でたくさんのことを知ることができます。そして、その内容とともに電文の格調の高さにこころ打たれます。この太田實少将(戦死後中将に昇進)の願いは十分にかなえられていないことにまたこころが痛みます。
何十年も昔若いときに沖縄で住んでいたことがあって、その時大田中将が自決した海軍壕跡を見学したことがあります。そのころのことを思い出しました。まだ若くてこの電文の持つ重い価値を十分分かっていなかったようです。
maebooさんが折りに触れこのことに言及されていることに敬服します。
この機会にwikiで大田中将の項を読み、感銘を新たにしています。
by 南風 (2009-06-07 01:45)
南風さん、おはようございます。
昨年も大田さんと島田さん、荒井さんのことを記事にしていますが、削除しております。確かに私は毎年この時期に何か言っているようです。
削除した記事の方では、もっと厳しいことを書いていました。(基地のこと、官僚のこと。Noblesse Oblige・・・)
記事にも書きましたが、田村洋三さんの本は沖縄での大田さんだけでなく、家族と過ごす大田さんが書かれています。
沖縄赴任の辞令を受けたのが佐世保。大田さんは白南風に住んでいました。・・・南風というHNを見るとこの本を思い出します。
子供たちに厳しくも愛情をたっぷり育てられた大田さん。
大田さんは沖縄赴任前に家族とともに写真館で写真を撮っています。著者は白南風の家と写真館を探しに行く。
子供達を取材して、沖縄に向かう最後の朝の別れのシーンなど、とても興味深く、島田さん・荒井さんの「沖縄の島守」とともに繰り返し読んでいます。
by maeboo. (2009-06-07 07:34)
maeboo.さん、お邪魔します。
沖縄本島へ米軍が上陸してから今日で65年なんですね
この前の土日に超強行日程で、沖縄に一泊二日で娘と二人で行ってきました。
余裕を持ったスケジュールが組めなかったので、今回は、南部にフォーカスしてレンタカーを走らせました。
八重瀬町の白梅学徒病院壕跡をスタートに、ひめゆりの塔、平和祈念公園、喜屋武岬(平和之塔)、嘉手納基地、普天間飛行場、首里城、そして、最後に旧海軍指令部壕跡を訪れてきました。
強行軍だったこともあって、それぞれの史跡の持つ意味など考える余裕がなかったので、今度は、ゆっくりと時間を作って訪れたいと思います。
「沖縄縣民斯ク戦ヘリ(田村洋三著)」を読み返して・・・・「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の願いが実現していないことに心が痛みます。
by けんけん (2010-04-01 15:13)
けんけんさん、ご無沙汰しています。
強行軍ですが、タイムリーでもある旅行でしたね。娘さんも何か感じることがあったのではないでしょうか。
色々事情があり、なかなか沖縄へは行けませんが、私ももし行く機会があれば、同じようなコースを巡るのではないかと思います。何となく、それをしてからじゃないとリゾート気分は味わえないと思います。(いや、これは人それぞれですよ)
特別なことでなく、普通のことすらも出来ない環境下にある人もいる訳で、65年経った今、戦争は終わったかもしれませんが、まだまだ戦後なんですね。
私はちょうど、特攻大和艦隊 帝国海軍の栄光をかけた一〇隻の明暗(阿部三郎さん)を再読していました。これは4月7日のこと・・・。
by maeboo. (2010-04-01 22:31)
けんけんさん、沖縄に行かれたんですか。
私も1回行ったんですが、上司と同行で、自由が効かなくて、あまりどこにも行けませんでした。
沖縄そばとステーキが美味しかったことを覚えています。
次ぎに行くときは、もう少し計画段階でも気持ちを入れたいです。
by saki (2010-04-02 21:22)
sakiさん、こんばんは
私も史跡を廻ったら、是非美味しい沖縄料理を食べたいなと思っています。
沖縄の話題をしていたら、選抜で興南が決勝進出しました。
興南の島袋投手と日大三高打線の戦いは見応えがありそうですね。
両校とも実力を余すことなく発揮して、素晴らしい決勝戦を見せて欲しいですね。
by maeboo. (2010-04-02 22:02)