2011年師走 いざ、鎌倉へ 「縁切り寺」東慶寺(2) [紀行]
「縁切り寺」として有名な東慶寺さんにお邪魔しております。
歌碑などを眺めつつ、また春になったら梅が綺麗なんだろうなとその景色を想像しながらゆっくりと見学させて頂いております。
本堂「泰平殿」に入りました。(左側に少し見えているのが水月堂です)
この本堂は昭和10年に建立されたものです。
じゃあ、元々の本堂は?
それまでの本堂は同じ神奈川県の三溪園にあります。
私も三溪園に行ったことがありますが、たくさんの建造物をそこで見ることが出来たのですが、その一つが東慶寺さんの本堂だったんですね。
三溪園には旧燈明寺の三重塔と本堂、臨春閣(紀州徳川家別荘 巌出御殿)、旧天端寺寿塔覆堂(京都:大徳寺 秀吉が母の為に建てた寿塔を覆うために建てたお堂)、月華殿(家康が京都伏見に建立)、天授院(建長寺にほど近くにあった地蔵堂)、聴秋閣(家光が春日の局の為に二条城内に建てた)、御門(京都西方寺より移築)
他にも白川郷から茅葺の古民家など沢山の歴史的価値のある建築物があります。
しかしなんでこれだけの建築物が集まったんだろう?
やっぱり金か・・・私的収集。
意識を鎌倉にもどしましょう。
泰平殿側からの景色です。
途中、大きな松ヶ丘宝蔵を横目に見つつ、今日はここまではゆっくりと見学は出来ないと思い素通りです。
しかし、考えてみれば展示されているのは縁切り関連の資料でしょう。見ておけばよかったかな。
さらに奥へ行きます。
私以外に参拝客は見当たらず、お寺の方(掃除中)のみでした。
静かですね。
あ、奥は墓所でした。
もう少し高いところまで行くと、用堂女王のお墓へ続く石段がありました。
後醍醐天皇の姫宮であり、五世住職。
東慶寺が松岡御所とも呼ばれる所以ですね。
さあ、東慶寺さんを後にして、次のお寺さんを見学したいと思います。
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