2011年師走 いざ、鎌倉へ 「鎌倉最古の寺」 杉本寺 [紀行]
鎌倉宮さんからの道中は全くのカン。
方向音痴ではないのだが、そもそもゴールがどこかを把握していないんだから、困ったもんだ(笑)
まずは「案内板」を見つけることを目標に、なるべく大きい道を求め歩きます。
バス通りに到着し、これでおおよその位置関係が分かった。
ちょっと安心して歩き出すと、ノーマークだったお寺さんが目に入った。
さあ、どうしよう。
今日は、急な石段を昇る日なんだと言い聞かせて、杉本寺さんにお邪魔させて頂きます。
拝観料を収めて、石段を昇ります。
まずは見えてきたのが仁王門です。
圧倒されるくらいに貼られた千社札。
ここで、うーんスゴイで終わってしまいそうな無知識の私。日本史は好きなんですが・・・。
ここでもスマートホンが活躍し、検索すると・・!!
!!!!!
伝承ではこの山門(仁王門)の仁王像は運慶作と言われています。
歴史の楽しみとしては、『真実は分からないが』ということ。
詳しい人が調べたり、科学的調査をすれば分かるかもしれませんが、今の私には無用。
運慶の作品を見られたかもしれない。偶然の出会い。という風に。
仁王門を過ぎると、また石段。
しかし、この石段は昇ることが出来ません。
苔むす石段。
この状態で足を進めたら、途中で滑ってしまいそう。
だから、誰の足跡もつかず、また苔むしてゆく。
で、その石段はもちろん、それを迂回する石段を昇る前に右側を見てみると、弁天堂。
さあ、もう少し昇って行きましょう。
苔むす石段を迂回する石段を昇り、ご本堂に到着。
再建されたものですが、茅葺屋根のご本堂も十分に歴史を感じます。(1687年再建?)
ご本尊は三体の十一面観音さま。
行基、慈覚大師、恵心僧都の作とのこと。
また、運慶作、源頼朝公寄進と言われている御前立十一面観音さまなども安置されています。
※撮影禁止です。
また、杉本寺さんは鎌倉三十三観音霊場の第一番札所です。
そう、この日は既に
第二十八番札所 建長寺
第三十番札所 明月院
第三十一番札所 浄智寺
第三十二番札所 東慶寺
第三十三番札所 円覚寺
を訪れていました。
さらに杉本寺さんは坂東三十三観音霊場の第一番札所でもあります。
ご本堂の横に、五輪塔群と八地蔵。
六地蔵と左に一体、右にはひときわ古く、大きな一体。
このお地蔵様、検索してみると大きく分けて二つのご由緒がある。
ひとつは尼将軍(北条政子)地蔵。
もう一つは身代地蔵。杉本太郎義宗めがけて放たれた矢がお地蔵様にあたり、血が流れ出たという伝承があります。
この杉本寺のある大蔵山には山城があり、杉本義宗が築城したとされます。
杉本義宗は三浦義明の長男です。
さあ、私はこれからどこへ行くんだ(笑)
コメント 0