迷子のマイリトル・シェフ [ライフ]
CYPRESSさんと同様、ドラマ「マイリトルシェフ」で一番好きなの放送回は第8話。
連続ドラマだから、初回から最終話まで続くストーリーはあるのだけれども、ゲストがも持ち込むストーリーが毎話完結するので、ある一話だけを観ても楽しめる作品。
このドラマ、本放送当時、おそらく1回だけ観たことがあると思う(7話)。
その時は全く興味が無く、仕事が早く終わったので帰ったからテレビを点けたらやっていた程度だろう。
その後、「僕の生きる道」を観て、矢田さんの作品をレンタルビデオ店で借りてきた作品群の中の一つでした。
連ドラをDVDで一気観するというのは、非常に便利。
その反面、来週の放映までの間に反芻したり、次回放送を指折り数えるという醍醐味が無くなってしまう。(そんな作品には中々出会えないけど)
2003年放映の「僕の生きる道」を、観た後に「マイリトルシェフ」に出会った訳です。
矢田亜希子さんに嵌ったとはいえ、このブログで「ホットマン」や「白い巨塔」、「夢で逢いましょう」を懐かしむような事を書いたことはありません。やっぱり、「僕の生きる道」が好きであり、「マイリトルシェフ」が好きなんです。
そんなこんなで、「マイリトルシェフ」の口コミをWEB上で読んだ時期があります。
記憶では、圧倒的に4話の評判が良かったが、私は8話でしたね。
8話に登場した交番。
ここで、鴨沢瀬理と青木直人が出会います。
この交番が無かったら、珠玉のストーリーは生まれなかった・・・は言いすぎかな。
ロケで交番として使われたのは、町会の詰所なんです。
しかし、交番としてしっくりしますね。
それもそのはず、元々は駐在所でした。
大正期の建物は、千代田区に「警官 景観まちづくり重要物件」として登録されます。
登録されたのは平成15年の事。
お!「マイリトルシェフ」の放映後の事じゃないですか。
ほとんどが交番としてロケに使われていると思われますが、この場所の立地も良いのでしょうね。
まず、都心にある。
ドラマの中でメインとして使われる場所ではないと思うので、近場にあるというのは俳優さんやスタッフさん達にもありがたいはず。
で・・・・・交通量が多い方ではなく、日曜休祭日だったら、空いていると言っていいでしょう。
私もこの近所に得意先があったり、取引先があったり、もしくはそばに靖国通りや白山通りなど幹線道路もある。
しばしば営業車で通ります。
しかし、この交番(詰所)の前を車で通ることは殆どありません。
混雑する靖国通りや白山通りからの混雑回避の抜け道としても使いづらい道路なんです。(一方通行の向きが大きく影響しています)
という事は、ロケもしやすいことでしょう。
「マイリトルシェフ」の8話
お気に入りの部分については、書きませんが余談程度は書いておこうかな。
青木周平(別所哲也さん)と妻、藤子(大塚寧々さん)は結婚を決めたときに『パパ・ママではなく、名前で呼び合おう』と言います。
これって、「僕の生きる道」にも登場するフレーズです。
中村秀雄も、秋本みどりもこの意見を持っています。
しかし、(マイリトの)青木夫妻に子供が生まれてしばらくすると「パパ・ママ」となりました。
あ、最初から「パパ・ママ」で良しと思っていたのは(僕生きの)久保先生でした。
青木直人少年の貯金箱。
正直、小銭中心の少額貯金かと思いきや千円札8枚を含む、9,628円。
橘健作と瀬理との会話を聞いていると、全く足りていない。
ワインが一番の問題だが、一人2万円程度は欲しいところだろう。
私からみれば、高い金額だが、あのスタッフと経営方針を考えるとやっぱりね・・・。
高いと言いながら、『プチ・エトワール』とあのスタッフがいる店なら、やっぱり行ってみたいな。
タイミングが変わっていたら、全く同じ内容でも数字が取れたドラマだと思っています。
ただ、あのタイミングだからこのドラマが生まれたと諦めもつく。
メイン出演者の多くが、人気絶頂となり、もしくはテレビから消えていく。
続編は難しくとも、SPドラマとしての単発放映はあり得たと思う。
果たして、オーナーは敏腕になったとしても、あの営業スタイルのフレンチレストランが那須の森の中で、利益を出せたのか?(笑)
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