北海道出張紀行 (12) [紀行]
出世前広場で出世坂のことを知った。
そして、どうやら向かおうと思っていた水天宮さんに行くにも坂を登らなければならないようだ。
なら、その出世坂を登ろうっと。
出世前広場の地面にチョークで書かれていた文字。
『100m先に出世坂もあります』
100メートル進む前に右手に何か見えてきた。
ああ、出世の道は厳しいな。
そんな揺れる気持ちをアンパンマンに励まされ、勇気凛りん坂に挑みます。
勾配 20%
これよりも厳しい勾配のある坂はいくらでもあるけど、いざ歩けば厳しいものは厳しい。
10m進めば2m標高が高くなる計算。
この角度だと、階段の方がよっぽど楽だね。
時間も早かったせいか、誰も歩いていない。
車も通らない。
振り返れば転げ落ちそうだ。出世どころか転落だ。気をつけようっと。
おっと、また落雷と間違えた。
これも歴史的建造物。
取り壊されるところ、関係者の奮闘で取り壊されなかった部分が今でも見ることが出来ます。
また、それを活かした商業施設が出来て、どうやらお食事や入浴が楽しめるようです。
こう書くとさらっと終わっちゃいますが、地元の人達にとっては長い闘いがあったようです。
板谷さんは海運業で財を成した御仁。和風母屋と洋館、石蔵。
出世前広場にもあった、自らの船が帰ってくるのを高台から見ていたのでしょうね。
水天宮さんのそばには旧寿原邸。
案内板によれば小樽を代表する実業家の邸宅。
日本庭園もある大正元年の木造建築。
こちらからはわかりづらいのですが、その日本庭園には六角雪見燈篭を配し、小樽港を見下ろすことができるそうです。
うん、坂を登れば出世できるわけでなく、出世した人が住める場所ってことですね。
出世坂をのぼり、ちょっと曲がったりして水天宮さんのそばまで来ました。
高台を登りきるとすぐに向こう側は下り坂、階段。
坂の街の印象はなかったのですが、坂が多いですね。
よし、水天宮さんに行くぞ。
maeboo.さん
いよいよ、水天宮ですね。
「アンパンマン」・・・とても懐かしいです。
わたしも5月に同じ場所にいたんだなぁと思い出しながら、紀行文を楽しく拝読しています。
by けんけん (2013-10-03 23:54)
けんけんさん、こんばんは
早朝の小樽散策、楽しんでいます。
そして、水天宮さん。
空に浮いた気分でしたが、石段を見た瞬間、高所恐怖症が発動。
一時期、展望台めぐりをしてマシになったつもりでしたが、ダメでした。
なので遠回り(笑)
by maeboo. (2013-10-04 22:50)