写真で振り返る2013年 第1位 [ライフ]
デジタル一眼レフを初めて購入してから何年が経ったのかな?
前はすぐに計算できたのに、今はちょっと考える必要がある。
恐らく5年かな?
ちっともカメラの腕は上達せず、それはレンズのせいだ!高いレンズを買えばきっと良い画が撮れる!と言い訳をしつつ、そうではないというのを自分が一番知っている。
日々精進。
今年も相棒を連れて、運動不足解消と街のふとした情景を撮りに色んなところへ行きました。
また、相棒を連れて行けなくても、スマホのカメラが良くなってきたのでチャンスを逃すことも減りました。
一年を振り返り、カメラと写真を通してだけを考えて何があったか順位つけしました。
1位~3位まであまり差が無かったかもしれません。
そこでカメラと写真以外も含めて考えたときに、1位が決まりました。
それでは
2013年2月
宮城県石巻市に行きました。仕事です。
取引先も被災しました。
その取引先に案内されて、山へと登りました。
日和山です。
標高は50mちょっと。低い山です。
この低い山が多くの石巻市民を、取引先の従業員を救いました。
震災からもうすぐ2年が経過しようとしていたこの日、スマートホンで撮影した写真はわずか4枚。
その内3枚は旧北上川を撮影した同じアングルでした。
旧北上川の中洲にある白い丸い建物。
石ノ森漫画館。
遠景だからシャッターを切れました。
壊滅状態となった南浜地区もマイクロバスに乗りながら、見させていただきました。
興味本位ではうかつ写真を取る気にもなりませんでした。
当日のブログにも書きましたが、約2年が経過して「復興」を感じることはできませんでした。
自分自身、家族や親戚は東北におらず、また支店や取引先はあっても普段出張で訪れることも震災以降なく、現実を自分の目で見て非常にショックを受けた一日でした。
数日差で訪れた場所。
千葉県の刑部岬。
飯岡灯台と飯岡刑部岬展望館~風と光~。
2011年3月11日の東日本大震災で津波が押し寄せて、千葉県で一番の被害者を出した旭市が眼下に広がります。
この灯台、この風景。以前訪れたのが2011年2月。
そう、震災の1ヶ月前にこの場所に立ち、日が暮れる中、風に吹かれながら飯岡港と九十九里浜を眺めていました。
震災当日は高い場所にあるこの展望台に多くの避難者が集まりました。
そして、避難者自身が撮影された動画が度々ニュースで流れました。
私が1ヶ月前に見たアングルと同じなんです。
津波が外海より押し寄せ、防波堤を乗り越え、港と人と建物に襲いかかります。
岩井俊二監督はここで「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を撮影しました。
そのロケ地の被害を知って、しばらく「打ち上げ・・・」を無料配信して被災地への応援としていました。
私も、気になっていましたがなかなか訪れることが出来なかった。
むしろ、足を遠退けていたかもしれません。
でも、2年経って来ました。
2年という年月は東北に比べると被害が少なかった千葉県。
ここに訪れる人も、ここで何があったか知る由も無いかもしれません。
当時、駅頭などあちこちで義援金、募金を募る人が立って呼びかけていました。
この展望館の前にポツンと置いてある募金箱。
石巻とは違った形で震災からの年月を感じました。
飯岡に訪れる前に、銚子にも行きました。
震災とは別に、ここも私にとってリベンジなんです。
2011年2月、銚子灯台に夕方訪れましたが、既に見学時間を過ぎていた。
だから、今度こそ登るぞ!
と意気込んで
登りました。
やっとだ。
しかし・・てっぺんまで登ると、高所恐怖症には堪らない(笑)
澪つくしのロケ地にもなった調子鉄道の外川駅。
最近、セブンイレブンで銚子鉄道の濡れ煎が売られています。
銚子鉄道の経営難を救った濡れ煎。
銚子鉄道のそれではありませんが、ここで食べました。
地球の丸く見える丘展望館。
ここも2年前に訪れながらも、日没閉館で入れなかった場所。
先に見えるのが東洋のドーバー。
屏風ケ浦。
ドラマ「僕の生きる道」のロケ地でもあります。
そこから車を走らせて、
多くの風力発電機を見て
あの日と同じ駐車場に車を停めて、飯岡の灯台を見つめます。
2年前に悔しい思いをした銚子でリベンジをして
2年ぶりに飯岡の街を眺めました。
写真で振り返る2013年は、震災から2年経った石巻と飯岡。
その2年間の長さと短さ、早さと遅さを感じた日の写真を第1位とさせていただきました。
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