裏目、恨雨、安曇野へ(6) [紀行]
穂高神社、参拝して拝殿に向かって右側、穂高駅の方へと歩いてきました。
すると、ポツポツと雨が降りだしている曇天の中、キラッと光る・・・
ん?道祖神!?
安曇野と言えば道祖神
有名どころといえば、NHKの朝ドラ「水色の時」の道祖神。
これは大王わさび農場のそばにあるから、後で行ってみよう。
他に常念道祖神。
写真が無くて申し訳ありませんが、常念岳を背景に両脇の桜を従えた道祖神。
桜の季節にはコレだ!という景色。
今度は桜の季節、「晴れの日」に行きたいな。
他にもカラフルな道祖神もあります。
で、目の前のピカピカの道祖神は
平成25年、厚生労働省により全国平均寿命が男女ともに長野県が一位となった事を記念して建立されたもの。
なんとステンレス製。
その頃読んでいた本の影響を受けていて、『ステンレス』という文字をも見て、頭が勝手に『ステルス』に変換してしまった。
うーん、若干ステルス性のフォルムとも思える・・・ことはないか。
この日、安曇野・穂高の町を車で走り回りましたが、あちこちで道祖神を見かけました。
有名どころも。
但し、その後の雨の影響や時間の問題で車を降りてカメラを構えることができませんでした。
と、いうことで穂高神社の境内には「塩の道道祖神」があります。
案内板によると、塩の道とは安曇野を南北に結ぶ千国街道は日本会に通じ、上杉謙信が塩を運んだ事が由来とされています。
過疎の村に取り残された道祖神や二十三夜塔を関係者の願いによりここに祀られたそうです。
もともと安曇野周辺にある道祖神とは石材が異なるようで、ちょっと印象が違います。
二十三夜塔
月待塔の中の一つ
「講」ですね。
月に対する信仰で特定の月齢、十三夜、十五夜、十七夜から二十二夜、そして二十三夜。
それぞれ崇拝するご本尊が変わりますが、二十三夜講が最も広まったそうです。
二十三夜の崇拝対象は勢至菩薩。
智彗の光で全てを照らし、衆生を苦しみより救う。
月を進行し、飲食をしながらその月が出るのを待つとのこと。
この道祖神は元々北安曇郡美麻村にあったもの。
縁結びの道祖神として信仰を集めていたそうです。
餅搗き(もちつき)道祖神
杵を男性、臼を女性に見立てて夫婦円満の神として祀りました。
今度は天気のいい日に常念道祖神を含めてゆっくりと見て回りたいな。
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