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裏目、恨雨、安曇野へ(8) [紀行]

穂高神社を後にして、穂高温泉郷方面へと車を進めます。

時計は13:15、そろそろお腹が減ってきました。

やっぱり、おそばがいいな。

 

穂高神社を出て、駅前の交差点を通り、JRの線路を越えるべく踏切へと向かいます。

駅のそばにも知っているお店はありますが、やっぱりあの店へ行きたい。

そう思いながらも駅付近にあるお店に車の中から視線を送ると駐車場は満車状態。

時間も時間だけに混雑しているようです。



踏切を越えるとそこからしばらくは道なりに進みます。

豊科インター・・・じゃなくて安曇野インターチェンジ付近の雰囲気が変わり戸惑ったけど、この道の風景は殆ど変わっていないようだ。

道なりに進めばいいのだが、15年以上ぶりだけど風景は覚えている。

あの頃のままだ・・・・・

いや、違った。

 

 

今走っている道の名前が掲げられている。

安曇野アートライン

そんな名前は無かったぞ。通称かもしれないが、みんなしゃくなげ街道と呼んでいた。

駅からまっすぐ穂高温泉郷方面へ伸びて、しゃくなげ荘という温泉宿まで続く道。

洒落た名前になったなぁ。確かに美術館は多いところだけど。

 

 

そう思いながら烏川を越えていく。

勤め始めてしばらく誘われたけど穂高には行かなかった。

そして初めて穂高を訪れて、この街道から見る常念岳、南アルプスの風景を観たときになんていい場所なんだと思った。

正確には初めて来て、帰る時に・・が正しいのだが。

初めて穂高を訪れたのは金曜日、仕事を終えてから東京を出発。

23時を過ぎた頃にこの街道を走ったのだから、山々は見えていない。

そう、帰る時に車のリアガラス越しに眺めた風景に魅せられた。

そして、その後両手両足の指を折って、折り返しても足りない位訪れることとなる。

 

自分もそうだが、せっかく来たから観光をしようということになる。

大王わさび農場やちょっと足を伸ばして美ヶ原高原の美術館や山本小屋、人生二度目のゴルフプレーもここを拠点にして行った。

で、一通り観光地に行くと、もう行かなくなる(笑)

そばを食べて、温泉に入り、酒を飲んで寝る。

のんびりするだけ。

誰か初めて参加する者が入れば、連れて行く程度。

仕事をしている日常から非日常へ切り替えることしやすい場所だった。

 

 

街道・・・・いや、安曇野アートラインを走っていくと、広域農道と交差する。

もしかしたら、今は広域農道とは言わないのかもしれない。

その交差点にはかつてローソンがあり、これより先、温泉郷までの間にお酒を買う店が無かった。

だから、必ずここで買い出しをしていた。

これだけ買えば、2泊3日賄えるだろうと買い込むのだが、余ったことは一度もない(バカ?)

 

そのローソンは無くなり、交差点内違うところにセブンイレブンが出来ていた。

あの頃には無かった店だ。

 

広域農道(と当時認識していた)を松本方面へ走ればすぐにジャスコがあった。

今は系列のスーパーに変わっているようだ。

ここにあった精肉店直営の焼肉店があった。

よく利用したけど、今でもあるのかな? (マルト)

 

広域農道を走り、安曇野ワイナリーにも行ったことがある。

だけど、今日は広域農道を走らず温泉郷方面へ。

 

 

かつて何度も宿泊させてもらった別荘。

複雑な道ながら場所は覚えていた。

そして、その道を走りながら思い出したことがある。

 

穂高へ何度も訪れていた頃、ウインタースポーツの拠点として利用する同僚も多かった。

ちょっと走ればスキー場へ行ける。

私はスキーはしない。

だから冬場は本格的に雪が降る前に別荘を利用申し込みをする事が多く、具体的には年内なら冬タイヤやチェーンを利用しなくても別荘にたどり着く可能性が高い。1月後半から2月だとチェーンは必須だった。

ある日、勿論自家用車にはチェーンは積んでいたが、天気予報を見てこれは行けると思っていた。

中央道でも小淵沢あたりで雪がなければ、長野道の塩尻や豊科(当時)は問題なかった。

いつもどおり、広域農道と街道の交差点、富田のコンビニで買い込んで別荘街の入口にたどり着く。

目の前には雪・・・・

え?

 

あと数100m。

行けるか?

 

行けなかった。

東京から220km位走ってきて、全く雪など気にせずに走っていたけど、どうやら数日前に降った雪が残っていたようだ。市街や街道の雪は車社会が故に車の通行によって溶けたのだろう。しかし、別荘街は平日あまり車は走らない。溶けずにやや凍った道、急勾配と意図的に作られたカドの多さによってノーマルタイヤでの走行を許さなかった。

完全に到着した!!という気分一転、220kmの残り200mでジャッキアップ、チェーン装着という笑い話。

それも一興。

 

 

かつてお世話になった別荘はあの時のまま。

だけど、今夏は人が利用した形跡はなく、寂しい状況。

 

もう泊まりたいなぁ。

 


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