裏目、恨雨、安曇野へ(10) [紀行]
お蕎麦屋さん、くるまやを出る頃には本格的に雨が降り始めました。
これまでは雨がポツポツと降っていても、カメラの防水防塵性を信じて撮影していましたが、この頃になると片手で傘をさして、片手で一眼レフにて撮影。
実際には取る瞬間には両手は添えていますが、不器用に固定した傘が気になり、構図もピントも不満足なものに・・・。
くるまやを出て、坂道を戻り再び穂高温泉郷方面へとちょっと戻ります。
両手両足の指を折り返しても足りなくらい穂高を訪れて、くるまやにも何度も通い、ここにこの建物があるとは知っていたけど、生まれる前の番組であり、強い思い入れもなく、立ち寄ることは今までありませんでした。
映画「鐘の鳴る丘」の撮影に使われた建物。
映画化の前にNHKのラジオドラマとして600回放送された作品。
原作は菊田一夫さん。
ラジオドラマが放送されたのは昭和22年。
映画化は昭和23年~24年にかけて3部作公開。
主役は佐田啓二さん。
佐田啓二さんが亡くなったのは私が生まれる前。でも娘さんの朝の番組は大好きでした。
娘さんは中井貴恵さん。息子さんは中井貴一さん。
佐田啓二さんが亡くなったのは信州の別荘から東京へ向かう途中の事。
しかし・・・・・・・「鐘の鳴る丘」の作品自体の知識が殆ど無い。
だけど、雨の中説明板の前でスマホを操作。
動画サイトで調べて、聞いてみる。
♪♪♪
主題歌、「とんがり帽子」
おお、聞いた頃ある(笑)
戦前は温泉旅館の建物で、別の場所にありました。
戦後である昭和21年に青少年更生施設として国が活用。
昭和55年に取り壊しが決まるが、安曇野市が法務省より譲り受けここへ移築、復原修復。
現在も青少年健全育成施設として利用されています。
キンコンカン
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