裏目、恨雨、安曇野へ(11) [紀行]
さて、安曇野アートラインをさっき走ったからにはアートに関するところへ寄らないとね。
確かに芸術的な施設は元々ありましたし、増えました。
安曇野ジャンセン美術館や絵本美術館森のおうち、田淵行雄記念館、安曇野ちひろ美術館など挙げたらキリがない。
いや、ちゃんと調べたら公式には19の施設があるらしい。
アートヒルズミュージアムではガラス細工も体験できる。
そんな美術館の中でこれぞ安曇野、碌山美術館。
地元、安曇野出身の萩原碌山(守衛)
この蔦の絡まった建物が碌山館。
彼の作品が展示されています。
久しぶりに訪れた碌山美術館。
以前、車を停めたのはどこだろう?
記憶がない。
少なくとも、今停めようとしている広い広い広い駐車場は記憶にない。
もし、この駐車場が満車になるとすれば、あの美術館は山手線の通勤時間並の混雑になるのではないかと勝手な心配。
少なくとも、私が訪れた日には車をどんな停め方をしても見逃してくれそうな位、車は少なかった。
入館料を払い、建物の外はカメラ撮影可能を確認して中へ
碌山の作品、労働者。
そして、これ以降はカメラは殆どキャップをしたままとなります。
碌山館で彼の作品と、彼の年歴を確認。
彼を語る上で外せないのが同郷の先輩である相馬愛蔵の奥さん、相馬黒光。美貌で評判だったらしい。
そして、碌山は許されない恋をすることとなります。
で、黒光を中心に色々な話がありますが、どれが本当かよくわかりません。
間違いないのは穂高の農家から一念発起して状況した相馬愛蔵氏はその後パン屋さんを買収して、新宿中村屋という企業を起こしました実業家となります。
碌山と同時期に生きて、交流のあった芸術人も才能豊かな人が多かった。
この美術館ではそれらの人達の作品も展示されています。
勿論、撮影禁止ですが。
黒光との苦しい関係も吐露できた友人に高村光太郎がいます。
萩原碌山の本名、守衛。
彼が書簡等に書いた著名「杜江」にちなんで付けられた湧水です。
碌山館のそばにあります。
お洒落なベンチも雨で誰も座っていません。
じっくりと4館を見学させていただきました。
写真は撮れませんので、この程度で失礼致します。
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