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そうだ、京都歩こう(21) 一休さんに沢庵、茶の湯 [紀行]

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鹿苑寺を出ると、目の前は大混雑。

そろそろ宿泊する旅人はチェックインをしていてもおかしくない時間となってきました。

鹿苑寺(金閣寺)からの交通手段で最もポピュラーなのはバスであり、京福電気鉄道の北野白梅町駅からだと、嵐山方面に行くならいいが、京都駅方面に行くには便利と言えない。

市バスのバス停、金閣寺道には多くの路線が乗り入れており、慣れない人はどれに乗っていいのか迷っているもよう。

それを尻目に北大路通りを歩き始めます。

前の記事にも書きましたが、鹿苑寺から次に目指す大徳寺までの歩きが疲れで足の運びが悪くなりました。

始発の新幹線に乗るために早起きする必要が有り、睡眠時間が3時間ちょっとというのが効いてきました。

そして、落柿舎を出た時から気になっている指のパックリ割れが痛くて、痛くて。

で、絆創膏を買おうと思っていたけどこれまでコンビニを見かけることが無かったのです。

鹿苑寺を出て、北大路通りを歩いていると通りの向こうにローソンは見つけるけど、こちら側にはなく、まあ歩いていればいつかこちら側にあるだろうと歩き続けると、大徳寺さんに到着しました。

相変わらず地図は見ていませんが、ここでしょう。

 

 

 

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南門より北にあがります。

臨済宗大徳寺派大本山。

そして、その山内には二十二の塔頭があります。

大徳寺の本坊は非公開。塔頭の多くも非公開であり、ほぼ常時公開されている塔頭は4つのみ。

それでも、歴史上知っている人物が多く関わるお寺さんを歩きたいと思います。

 

 

 

 

 

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公開されている塔頭の一つ、龍源院。

室町時代後期の創建時の建物が残っています。

方丈は大徳寺山内で最古の建築物だそうです。

方丈を囲むようにある庭園は、それぞれが異なった雰囲気の庭園で、方丈の東側は水面の波紋の広がりを表す「東滴壺」、北側が「龍吟庭」、南側(前庭)の蓬莱式の庭園、庫裏の南側の「阿吽の石庭」などが有名です。

 

さて、ここで選択をしなくてはなりません。

一番観たいお庭はここではありませんが、この龍源院さんの説明文を読んだら、これは観たい!と思いました。

寺の宝として、秀吉と家康が対局した蒔絵の碁盤もあるというではないですか!(見られるかどうかこの説明板ではわからなかったが)

で、結局はまず観たいと思ったお庭に行ってからにしようと。

 

ちなみに龍源院さんのお隣には非公開の塔頭、黄梅院さん。

春秋に特別公開があります。

 

 

 

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大徳寺さんの勅使門。

後水尾天皇の時に、皇居内裏の門を拝領、移築されたとのことです。

この勅使門から三門、仏堂、法堂が一直線に並ぶ禅宗伽藍が構成されています。

 

 

 

 

 

勅使門は当然、私のようなものが通れるはずもありませんが、三門も通ることができません。

よって、

 

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柵を越えず、このようなアングルで撮るのが精一杯です。

1526年に連歌師宗長が初層を寄進、1589年には上層の金毛閣を千利休が寄進します。

寺は感謝の意思としてその上層に千利休の木造を安置しました。

このことが豊臣秀吉の逆鱗に触れてしまい、利休に対して切腹を命じることとなります。

 

草履ばきの利休像の下を秀吉が通ってしまったわけですからね。

勿論、それまでに色々と軋轢があった結果なのですが。

 

 

 

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三門は裏側からはまっすぐ見据えることができます。

秀吉と利休か・・・

 

 

 

 

 

 

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こちらが仏殿。

1665年に再建されたもの。

 

 

 

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このイブキ(ビャクシン)も仏殿の再建と同じ頃に植栽されたものだそうです。

 

 

 

 

 

さて、その仏殿のそばにある塔頭。

 

 

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三玄院。

非公開です。

 

 

 

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1589年、浅野幸長・石田三成・森忠政(蘭丸の弟)が創建。

沢庵もここで修行をしたそうです。

開祖の春屋宗園、三成、忠政、薮内剣仲、古田織部の墓が祀られているそうです。

 


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