そうだ、京都行こう 2015盆(2)ねじりまんぽ [紀行]
京都市営地下鉄東西線 蹴上(けあげ)駅に到着しました。
新幹線で京都の到着して2回の乗り換え、約30分です。
三条通
東山方面へ続く方向を眺めています。
左側には蹴上浄水場、カーブしていくとウェスティン都ホテル京都があります。
さあ、ねじりまんぽを目指します。
蹴上駅で降りた人が殆ど同じ方向へ歩いていきます。
みんな右に曲がっていく。
ここだ
南禅寺方面への近道です。
「ねじりまんぽ」とはなんだろう?
私も知らず、この蹴上から南禅寺に抜けるこのトンネルの固有名詞かと思って調べたら違った。
一般名詞でした。
斜架橋とも言います。
「まんぽ」とは線路をくぐるトンネルのこと。
この蹴上のまんぽはインクラインの下をくぐります。
インクラインとは物資輸送用のケーブルカーのこと。
写真を見ていただくとわかると思いますが、レンガの積み方が独特なのです。
まっすぐに積み上げるのではなく、螺旋状に積まれている。
鉄道と共に海外からの技術として日本に伝わったもののようです。
歩いて行くうちに不思議な感覚を覚えます。
これから始まる旅への期待なのか?
それとも、歴史を感じる旅、タイムスリップする気持ちを表現してくれているのか?
反対側からです。
どうやら「ねじりまんぼ」だけでご飯3杯はいける位にマニアックなものらしく、日本全国に散らばるそれを追いかける人々もいるようです。
なるほど。
このインクライン。琵琶湖疏水により水運も利用されていましたが、急勾配は船は苦手。
水門を設け、注排水を行って高低差をクリアする方法もあるが、ここではインクライン(ケーブルカー)で船を台車に載せて購買をクリアしたそうです。
南禅寺という京都五山・鎌倉五山よりも上、別格のお寺さんの敷地を分断してまで通した琵琶湖疏水。
水路だけでなく、発電やこの物資輸送など京都の大きな大きなプロジェクトだったんですね。
さあ、南禅寺方面へ歩きます。
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