SSブログ

母と娘 [ライフ]

成人式

自分の成人式当日のことを思い出す。

・・・

遠い過去。

成人式を2回行ってもおつりが来る訳で、当時の感覚を今どきの感覚と押し付けるように比較するのはナンセンスなのかもしれません。

しかし、思い出を持つのは自由なので、あの日のことは覚えている。 


 
成人式は人数の関係で午前、午後の二部制。
市のエリアで分けているのですが、午前中組で高校時代によくつるんでいた連中で食事に行こうということになる。そこに、午後エリアの一人が俺の家に集まらないか?という誘ってくれた。式は?と聞くと時間が合わない場合は午前に出てもOKと確認したらしい。
 
彼の母親のお誘いということで、え?と思う奴は一人もいなかった。
文化祭の出し物の打ち合わせで彼の家をよく利用して顔なじみ。彼の妹も私がアルバイトしていた先で一緒に働強いていたので妹さんもよく知っている。お父さんだけは絵にかいたような日本の頑固な職人で彼の結婚式まで会うことはできませんでしたが。
 
午前中、当時は荒れることなど全く考えられない時代か?というとそうではなく毎年のように報道で取り上げられているような目立つ行動をする同世代はいました。いたけど、それほど報道されていなかったような気がします。式中に注意されて終わりでしたね。
 
何を貰ったか?今ではどこにあるかもしれない荷物になったとだけ記憶がある記念品をみんな持って歩いて彼の家に行きました。
 
想像はしていたけど、今に大きな一枚板のテーブルが2つくっつけられて、手料理が並べつつある。多少冷めてもいいものばかりで、これからもっともっと出てくるはずだ。
 
彼の家を訪れるようになり、当初は遠慮したり躊躇したりしていたけど、彼や妹さんに聞いたらそのようなことが大変好きな人らしく、実際に何度か訪れるたびにそう思った。
 
また、そのお料理はザ・家庭料理。成人式直後のパーティーだからお洒落な・・・という視点ではなく、煮物やてんぷらなど和食が中心な家庭でした。お父さんの影響かな?
 
子供の頃、ナスが苦手でしたが彼の家で茄子田楽が出てきました。
高校生にもなり、好き嫌いで手を付けないわけにもいかず、我慢して食べる訳ですが・・・美味い。
一人ずつお皿に盛られて提供されたのですが、あっという間に平らげたら、彼のお母さんはまだまだおかわりあるわよと大皿に盛って出してくれた。
 
お腹がいっぱいになった後にお祝いだから飲む?とスパークリングワインを出してきた。
20歳の男子がお腹いっぱい食べた後にスパークリングワインもきついかもしれないけど、「飲み方」もまだ確立していない20歳であり、何よりも彼の母親が提供するものを拒むものは一人もいなかった。
 
 
 
ほぼ2回目の成人式のようなイメージで同窓会をしたり、勢いのまま集まれる連中だけで飲みに行ったりゴルフに行ったりしました。
だけど、彼は欠席。年賀状だけが数年おきに住所が変わった場所から届く。
 
成人式以降では電話で一度、彼の母親と話し、そのあとに彼の結婚式でお話をしたのが最後。
私は末っ子で同級生は長男ということもあり私の母よりは若いはず。
今でも元気で孫やご近所さんに手料理を振舞っていてくれればいいな。
 
 
 
そして、今いるカフェの前には母親と晴れ着姿の娘という組み合わせがちらほら見える。
着付けに付き添ったりするのは父親より母親の方が多いようで、観察していると父親が登場するパターンは今のところ車で母娘を送り届けるくらいか。
 
式が近づけば親よりも同級生ということになりそうだからか、母親は今のうちに娘の晴れ着姿をスマホを使って写真に撮っている。
 
ただ、駅前だからあまりいい背景はないけど、何もそこで撮らなくてもいいんじゃない?という背景で撮影している。せっかく、選んだだろう着物の柄がその背景では活きないだろうに。
 
まあ、いいか。
 
昨日・今日・明日で成人式が開催される地域が多そうですね。
わが町は今年も天候に恵まれています。
 
おめでとう。 

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。