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そうだ京都、青もみじを見に行こう(11)バスを待つ間に [紀行]

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竹の寺こと地蔵院さんを出て、バス停まで戻ってきました。

京都バスのバス停、苔寺・すず虫寺バス停は系統の終着でもあり、周囲には文字通り苔寺や鈴虫寺もあるので単なるバス停ではなく、ベンチもある大き目なバス停となっています。

お食事処、お土産屋さんもあり、ああ観光地なんだと思いながら周囲を観察。

苔寺も行きたいね~。

 

 

バス停がある広めの空間にはバスが停まっている。

京都駅方面から来たバスが乗客を降ろして、次の発車の時間を待っている。

だけど、まだ乗車口の方まではバスは寄せていない。

時刻表を見てみると、あと18分後。

 

18分か・・・

 

 

京都ひとり旅はいつも決断を迫られることのオンパレード。

少ないながら、持っている情報を頭に並べる。

 

京都駅からバスに乗った際に路線図を眺めていた。

乗ったバスは京都バスではなく、京都市バス。

そう、少し歩けば苔寺・すず虫寺発の路線以外が数本あるはずだ。

 

で、歩かないと気が付かない風景もあるだろう。

よし、ちょっと大通りの方まで歩こう。

 

 

主に鈴虫寺の参拝客向けの駐車場が満車状態であり、制服姿の整理員が忙しそうに動いている。

その前を通り、目指す方向へ歩くと段々と道幅が狭くなっていく。

 

先ほど見たバスの大きさを思い出せば、バス2台すれ違うのは難しそうな道幅。

実際、バスとちょっと不慣れそうな運転をする乗用車とすれ違うのも大変な場面に遭遇しました。

 

完全に住宅街の様相となってきた。

 

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大きな木がある交差点。

きょろきょろと見て、ここから北へ上がれば松尾大社駅方面。

バスに期待しながら歩いて行きましょう。

この時点でまだ、京都バス 苔寺・すず虫寺バス停からバスは発車していない時刻。

 

 

 

のどかな住宅街であまり撮影スポットもないけど

 

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コケデラ

 

 

 

 

後方からバスはやって来ない。

だが、道は混み始めて歩きでのろのろ運転の車を追い抜く始末。

その渋滞の中にはバスはなく、主に乗用車。

府外のナンバープレートを付けている車が多い。

 

もうすぐ、松尾大社駅が見えてくる。

そして、大きな鳥居も。

 

道の端に掲げられている看板を見て、渋滞の理由が想像できた。

この道をまっすぐ行くと、渡月橋方面へと続く。

しかし、観光シーズンは乗用車は渡月橋を渡れずに迂回する必要がある。

その看板を見て、この交差点を右折し松尾橋を渡るつもりの車が多い。(実際にはこの交差点自体は直進可能)

 

その風景を見て、考える。

阪急に乗っても、一駅で嵐山。嵐山と言っても嵐電嵐山駅までは少々歩くことになる。

ならば、朝いちに乗って来た京都市バスの大覚寺行に乗ればいいではないか。

 

交差点を渡り、松尾大社前バス停へ。

時刻表を見ると、2分後に来るではないか。

ナイスタイミング。

でも・・・

 

 

予感的中。

もう渋滞が始まっているんだろうな。定刻を過ぎてもバスは姿を現さない。バスは松尾橋を曲がって来るのでバス停から遠くまで見渡すことが出来ないロケーション。

そこに20代前半位の女性二人がやって来る。最初は反対側車線のバス停の時刻表を眺めていたが、こっちにやって来た。

やはり時刻表を見ている。

彼女たちの立場では時刻表によればバスは行った直後となるが、他に手段がないと判断したのか、それとも私が並んでいるので間もなく来ると判断したのか・・・。

 

 

彼女たちはお喋りをしているようで、二人ともスマホをいじっている。

何となく居心地のよくない空気が流れる。

口に出す不満がすべて私にぶつけられている気がする。

バスが来ないのは俺のせいじゃないよ。俺が並んでいるから私たちも並んだのよ・・・とプレッシャーを与えられているように感じる(被害妄想)。

 

しかし、本当に来ない。

で、バスが来た。

すぐに分かった。彼女たちは遅れて理解した。

バス停を通過したのは京都市バスではなく、京都バス。

 

あああああああ、苔寺・すず虫寺バス停を出発したあのバスだ。

バス停は共用ではなく、減速することなく京都バスは行ってしまった。

 

ついに彼女たちは阪急松尾大社駅から一駅利用する決断をした。

道を戻るように交差点へと歩いて行く。

静かになった。

 

 

ここで私の頭に思い浮かんだこと。

バスを諦めて、電車に切り替えると、すぐにバスが来るものなんだよね。

 

松尾大社前の交差点を眺めていると、交差点まで辿り着いた先ほどの女性二人が血相を変えてこちらに駆け戻ってくる。

もしやと思ったら、数秒後に交差点内に進入した京都市バスが見えた。

右折すべく、しばらく交差点内にとどまっていたので女性二人は間に合った。

良かったね。

 

 

私が朝いちに乗った時とは比較にならない程、乗客を乗せたバスはあまり広くない道を力強く進んでいく。

阪急嵐山駅を過ぎると、交通規制箇所へ進入。係員が車止めを動かしてバスを先に進めてくれる。後続の車は無い。(対向は交通規制無し)

 

渡月橋が近づくにつれて、車よりも歩行者を避けるのにバスは苦労する。そうだね、交通規制があるから車は来ないと思って、歩行者が広がって歩くんだよね。

 

そして、嵐山公園バス停に到着。

随分とここで乗客は降りて行った。

私はこのまま渡月橋をバスで渡るつもりだったけど、運転手さんが料金収納箱の若干の不具合を直している時に、降ろさせてもらいました。

渡月橋は歩いて渡った方が早そうだ。

 

 

 

 

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渡月橋より眺めます。

大堰川。

上流の方だから、保津川ですね。下流は桂川と呼び方が変わります。

 

 

 

 

 

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これが渡月橋。

 

 

 

 

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渡り切って、渡月橋を眺めます。

 

これでもまだ観光客は少ない方だと思います。

午後になればもっと人であふれるでしょう。

 

 

 

 

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渡月橋付近は小休憩の観光客と自撮棒を駆使するアジア系観光客でいっぱい。

 

メインストリートを外れて裏通りへ。

 

 

 

 

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人力車もこっちの方が走りやすいことでしょう。

 

 

 

 

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これは店?

 

 

 

 

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あ、嵯峨野豆腐のお店だ。

全然並んでいないな。

まだ開店前か。

 

 

 

 

 

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沢山の羅漢像が見えてきました。

 

 

と、地図も観ないで適当に歩いていたら、目指すお寺さんにどうにか到着しました。

良かった、そろそろスマホの地図アプリを開く頃だった(笑)

 


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saki

ゴールデンウィークも終わり一週間。
熊本地震からも一か月です。ボランティアも減ってきているでしょう。明日はちょっと天気が悪そうです。
ところで、最近、麺類はそばばかりです。たまにはパスタとかも食べようかな。
by saki (2016-05-15 15:31) 

maeboo.

sakiさん、こんばんは
大きな地震を経験し、後に活かせればと思いつつも、被害やその後の要望がいつも一緒ではなく、後手に回る事も多いようですね。

私も今晩のお献立はお蕎麦です。
会社でも時間をずらして社食に行くと定食類がすべて売り切れで麺類かカレーという事も多く、ついつい麺類が増えちゃいます。

by maeboo. (2016-05-15 18:40) 

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