そうだ京都、青もみじを見に行こう(19)退蔵院 [紀行]
それでは、妙心寺の塔頭で常時公開されている退蔵院へ。
こちらもお庭が楽しみです。
退蔵とは
人の知られないようによい行いをすること、陰徳を積み重ね、内に秘めながら布教していくことを示しているそうです。
退蔵院と言えば、
国宝 瓢鮎図。
如拙による、問答のような絵。
捕まえにくいナマズを瓢箪を使って捕まえる・・・、禅問答のようなシチュエーション。
その意味は。
この方丈の西側、
決して見学しやすい位置ではないところに
このようなお庭があります。
元信の庭
と呼ばれています。
元信とは狩野元信のこと。
絵描きとして有名な狩野元信、彼の晩年の作品であり、彼が作り出した最後の物は絵では無く三次元で表現したこのお庭だったんですね。
雪舟にしても三玲にしても、本阿弥光悦にしても、この狩野元信にしても一つのジャンルに突出した才能を持っているのではなく、クリエイターとして様々な分野に才能を発揮できるんですね。ウラヤマシイ。
これで、退蔵院さんの見学は終了・・・ではなく、もっともっとお庭を楽しめるんですよ。
続きます。
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