そうだ京都、青もみじを見に行こう(20)余香苑 [紀行]
妙心寺塔頭、退蔵院さんを訪れています。
方丈で襖絵や瓢鮎図のレプリカを見て、元信の庭を眺めます。
ガイドブックでさらっと読んだだけで予備知識がありませんでした。
ただ、お庭が楽しめると書いてあったはず。それでハードルを上げすぎたのか、やや物足りない気持ちでした。
靴を履き、示された順路にそって進むと、何やら入口が。
そこに入ると、石組のある庭が。
反対側にも。
この庭は陰陽の庭と名づけられています。
敷砂の色で陰の庭と陽の庭を表現しています。
物事や人の心の二面性を表した庭とのこと。
そして、この陰陽の庭の間を抜けるところに紅枝垂れ桜の大木があります。
シーズンじゃないので、今は溶け込んでいますが、満開の頃になると思いきり主張してきます。
そうだ京都、行こうキャンペーンポスターでも取り上げられました。 【リンク先 2013年 退蔵院】
そして、先ほど方丈から眺めていたお庭はこの退蔵院さんの敷地のごくごく一部なんだと分かりました。
そして、余香苑と名づけられた広い庭が飛び込んできます。
すごい綺麗。
いやぁ、ボキャブラリーに乏しく、どうやって表現するばいいのか分からんが、華やか。
こんな東屋も。
いや、ここはお寺さんですよ。
お洒落。
日本古来の伝統とそこに現代的なセンスが融合されて、私にとっても、多分他の人にとっても気難しさの無いお庭が目の前に広がっている気がする。
気が付けば、周りには人がいっぱいいる。
方丈では参拝客はそれ程多くないのかな?と思ったけど、いるいる。
広いから窮屈感はないけど、いるいる。
瓢箪池のほとりで。
やっぱいこの季節は青もみじ。
ということは、秋になれば紅葉も綺麗なんだろうな。
藤も咲いています。
この藤棚の下に沢山の参拝・観光客が集まっています。
特に他のお庭に比べて女性が多かったかな。
余香苑の作庭は中根金作氏によるもの。
昭和38年に着工し、3年の月日をかけて完成させました。
向こう側から見た風景より、瓢箪池側より紅枝垂れ桜の方を眺めた方が広く感じます。
これは中根金作さんの設計が奥行きを感じるような手法となっているからだそうです。
中根金作さんのお庭は昨年9月、特別公開期間中に訪れた大徳寺塔頭、興臨院さんのお庭を見ています。
他にも二条城の清流園の作庭にも携わっていますね。
とにかく、たくさんの御夫婦が仲睦まじく記念撮影をしております。
一人でデジタル一眼レフを抱えている男が私を含めて、一人、二人、三人・・。
優先順位低めでご夫婦さんの記念撮影が終わるのを待っています。
大休庵というお茶席。
お庭の四季独特の風景を茶室から楽しめるそうです。
さあ、まだまだ妙心寺の塔頭はあります。
のんびりしすぎたかな。
次に行きましょう。
ありがとうございました。
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