そうだ京都、青もみじを見に行こう(27)波心の庭 [紀行]
東福寺さんを出て、昨年の夏に訪れた場所へと向かいます。
東福寺塔頭、 光明院。
重森三玲氏によって手がけられた庭は東福寺さんとその塔頭で多く観られます。
東福寺方丈庭園(八相の庭)
光明院(波心庭、雲嶺の庭)
龍吟庵(無の庭、龍門の庭、不離の庭) ミタイ・・・
霊雲院(九山八海の庭、臥龍の庭)
芬沱院(東庭)
と東福寺とその塔頭だけで三玲三昧が出来る。
JRのそうだ京都、行こうキャンペーンのCMでもこの光明院は登場します。
2000年の秋のキャンペーン。
日本の「ガーデニング」です。どなたかこの美しさについて論理的、科学的に説明していただけませんか?
とポスターに書かれている。
そりゃあ、無理だよ。三玲さんの庭をいくつか見て来たけど、感覚的な部分を論理的・科学的に変換できるのは三玲さん自身しか出来ないだろう。だって、石がそこに置いてくれっと言っているのが聞こえるのだから。
前回の訪問に際にも取り上げましたが、この看板も有名です。
ガイドブックに取り上げられていることが多いお寺さんですが、拝観客の受け入れは様々な要素、例えばスペースの問題だったり、人の問題、何よりもお寺さんとしての本来の機能の維持などが推測されますが、入山には自問が必要です。
私は確固たる決意で入山、お庭をひとり拝観させていただきたいと思います。
入ってすぐ、大きな石が見えます。
方丈に上がらさせていただく前に、こちらにも重森三玲によるお庭が。
雲嶺の庭。
波心庭よりも後に作られたお庭です。
さあ、中に。
前回同様に履き物を脱ぎ、げた箱へ。
竹でできた筒に志納し、廊下を進みます。
まず、お庭が見渡せるところまで出て拝観客の陣容を確認。
方丈には数組の拝観客が腰を下ろしている。
前回、旧盆の頃に訪れた際には法事客と思われる方々が待機していて、いけなかったスペースに向かうことに。
そして、しばらく根っこが生えたかのように庭を眺めます。
今回の京都散策でもっともゆっくりとした時間を過ごさせていただきました。
虹色の苔寺とも呼ばれています。
四季折々の花が咲き、紅葉も見事なお庭。
このときはサツキ・ツツジが咲いていました。
昨年、8月に訪れたときはレンズは28mmの単焦点と18-135mmの中望遠、55-250mmの望遠レンズ。しかし、中望遠のAFの調子が悪く、焦点がうまく定まらない。
その後、レンズを追加購入し今回は28mmの単焦点。50mmの単焦点、27-70mmのフルサイズ標準レンズ、55-250mmの望遠と4本持ってきている。
持ってきたからには使ってあげようと、ここでレンズをすべて使いました(笑)
三尊石組から放射状に石が配置された庭。
ここで今回の京都散策のフィニッシュを迎えようか?
そんな事も考えました。
毎度のことながら6時の新幹線に乗り、いろんな場所を訪れている。
やっぱり、歩け歩けと歩いたけど、バスも電車も利用しているし、傘をさして余計な体力を使うこともない。気温もめちゃくちゃ暑かったり寒かったりもしない。
まだまだ体力はある。
そうだな。
単焦点を2本持ってきたのは、明るいレンズが活躍するかもしれない場所へ行くため。
午後4時を過ぎている。
日は長くなってきているが、下り坂の天気予報通り、雨粒が落ち来てもおかしくない状況。
よし、京都散策、まだ続けるぞ。
2016-06-05 19:00
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