達人達のイノセンス [君の名は。]
Eテレ SWITCHインタビュー達人達 新海誠×川上未映子
面白かった。
いや、『面白い』ではなく才能と才能がぶつかるとこうなるんだって驚いた。
君の名は。の大ヒットもあり、多くのメディアで新海監督のことが取り上げられている。
新海監督の大ファンであり、主人公の声優を務めた神木隆之介君、そして上白石萌音さんとの対談は多くの番組で見ることが出来た。
声優(俳優)さんは監督描く世界を表現するうえで重要な位置づけであることは間違いない。
今回も男女が入れ替わるという難しい役どころを見事に演じている。
ほんと、特番で見せる新海監督愛にあふれ、はっちゃけている神木君と映画の本編の中の声の主が本当に同じなのか?と思ってしまう位。
新海監督も父親のような表情でうんうん頷いている。そんな特番が多かった。
でも、今回の対談の相手は創造と表現の達人。
作家であり、音楽家であり、俳優である川上さん。
彼女の早く、複雑かつ正確に処理され紡いだ言葉が新海監督に次々に浴びせかけられる。
これまでの特番で見せていたプロモーション的な回答ではなく、深層にあったはずのものを引き出させられるように答えていた。
芥川賞作家からの質問に、しっかりと答えられたのは新海監督自身、大学の文学部出身ということもあろうかと思う。
川上さんが秒速5センチメートルを見て、印象的だったフレーズが・・そこか!?
私なんかはぼーっと見ているだけだが、新海監督もそれを聞いて驚いていた。
ただ、新海監督自身は意識をしなくても、自然とそのフレーズを採用した点で才能があるということなのでしょう。
さらに川上さんとの対談の中、思い出したように監督が喋りだした。監督が子供の頃、スピードスケートに取り組んでいて早朝の湖上でみる早朝の風景と寒さが新海ワールドの原点かもしれないこと。
・イノセンス
・モノローグ
興味深く、録画をAM2時ころ観て、ブログを書いて・・・またこんな時間(笑)
でも、良かった。
この対談、再放送もありますよ。
コメント 0