そうだ京都は今だ、2016夏(17)京都らしい昼食とは!? [紀行]
さて、京都カメラ散策をするとついつい昼食を抜いて歩き回ってしまう。
たまには京都らしいものでも食べたいなぁって、いつも言っている癖に食べない。
いや、言い訳をすると京都で大学生活を過ごした人に聞いたり、京都ではないけど関西圏の人に聞いたりしたけど、一人で昼時に食べる京都らしい料理って、なかなか思い浮かばないらしい。
そして、私はというとこの日は食事というより暑さに負けてまずは涼しい場所。そしてビールが飲めればいいやという気持ちでいっぱいだった。
そんな中、目に飛び込んできたのが上七軒ビアガーデン。
ああ、ここにあったんだ。
上七軒歌舞練場で夏場だけビアガーデンになる。
舞妓さんや芸妓さんがおもてなししてくれるお店。
しかし、ビールも舞妓haaaan!!!(ロケ地です)も諦めなくてはならない。
真昼間から営業していませんでした。
残念。また今度。(2016年夏の営業は終了しています)
北野天満宮さんの東側にそって歩いてきました。
こちらは東門。
ここから伸びる北野天満宮東参道、上七軒通りに行きたいと思います。
無電柱化工事、景観整備がされて雰囲気が出ています。
暑いから、
ああ、美味しそうだね。
だけど、今はビール。ビール。
さあ、ここならビール飲めるね。
京都らしい食べ物で昼時でも食べられるもの・・・にしんそば
だけど、にしんそばってわたくしはあまり積極的に食べません。
でも、このお店には京都らしい・・・というより関東ではあまり聞き馴染みのない食べ物がある。
では、ふた葉さんへ入りましょう。
13時過ぎ。
お昼のピークは過ぎたけど、まだまだお店の中はお客さんでいっぱい。
ちょうどテーブル席が空いていたので座らせて頂きます。
周りを見ると家族連れの観光客、作業着を着た人たち、ご年配のお仲間さんは観光客とも近所の方かもしれません。さらに、私の直後にサラリーマンらしき、スーツを着た人。この方ももう一つ空いていたテーブル席に座る。
座敷席にいた人たちが、立ち上がり入り口付近に置いてあった大きめのスーツケースを持ち上げて外に出て行った。
お品書きがありそうな場所を見上げると・・・
やっぱり花街にあるお店らしいですね。
まず、ビールが運ばれてきた。
生ビールはなく、瓶ビール。
これはこれで嬉しくもある。
生ビールの場合、え?これ本当にビール?と疑いたくなるような味がある。
ビール原液と炭酸水のレシオを間違えると、薄っぺらい味になる店がある。
その点、瓶ビールなら安心(詰め替えしてなければ)
年配の日本人女性が扉から顔を覗かせて、空いていますか?と店員に尋ねる。
空いているのは先ほど空いたばかりの座敷席のみ。
そうですかと、残念そうに。
扉の向こうにいたのは外国人の同年配くらいの女性。
外国人だからという訳でなく、足を組むのがつらい状況らしく諦めることに。
グラスを置いて、ならばと声を発しようとしたとき、コンマ何秒の差で先ほど私の後に座った男性が
「席、変わってあげるよ」
と二人に声をかけた。
負けたかぁ。
と、ちょっとにっこりしながら再びビール。
そして、お目当ての関東では聞いたことがなく、初めていただく「京都らしい」食べものを。
いや、京都らしいと私が思っただけで世間一般で京都らしいかどうかは知りません。
私が京都らしいと思っただけですからね、と前ふり。
どん!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
丼
『衣笠丼』
このふた葉さんでは、高野豆腐と香の物、お味噌汁がついて780円也。
とろっとろの玉子で覆われて・・・・
見た目、何をとじたのかわからない。
では、実食
なんだ、このやさしさは。
高野豆腐と香の物でビールを飲み干したあと、ちょっと夏でお疲れ気味の胃腸にも優しい。
おあげさんとカマボコ、ねぎを玉子でとじたもの。
肉類はなく、とにかくホッコリ。
しかし、卵のプルプル具合を含めて、絶妙なバランスがこの丼に配されている。
ああ、満足。
瓶ビールと合わせて1300円でおつりが来た。
なんだろう、国宝を観た京都の夏!よりも、衣笠丼に出会えた京都の夏!という印象が強い。
そして・・・注文をしたときにキヌガサドン!と注文しましたがキヌガサドンブリですねと確認されました。
正式名称はキブガサドンブリです。
気を付けましょう。
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