何しているんだか・・・

もう、ちょっと前にことだけど

通勤電車を降りて、ホームを歩いていると目の前で声が上がり、人が普段とは違う動きがする。

野次馬根性ではなく、狭いホームで階段へ行くにはそこを通らないといけない。

近づきつつ、観察しているとベンチに座っていた女子中学生か女子高校生が、こわばった表情でカバンをもってベンチを離れる。

そのベンチに私よりもだいぶ先輩といってもいいだろう年齢のスーツ姿の男性二人がもみ合って、ベンチ方面へ体が移動していっている。

 

 

狭いホームなので、ベンチから２ｍ動けば線路へと落ちる。

とは言っても、まだ電車はそこにいるのではねられる心配はないだろうけど。

 

朝であり、仕事のことを考えていたこと、会社勤めならばそろそろ雇用延長を考える頃の年齢と推測したこと、女の子の恐怖心、そして自分は階段に向かう導線上で起きたことであり、まさに最接近したときに片方が片方をベンチに押さえつけた。

 

んー

 

 

めんどくさいことに手を出さなきゃ楽かもしれないけどね。

 

何が理由かわからないけど、痴漢とかスリだったら、周りも加勢するだろうから違うと判断

とにかく引き剝がし、

文句を言いたそうだけど、たぶん、こっちも凄い表情をしていたんだと思う。

延長戦も番外戦もなし。終了。

 

一人はまだ止まっていた電車に乗り込み。

ベンチに押さえつけられた方に声をかけると、頷くだけ。

 

 

たぶん、電車で足を踏んだとかぶつかったとか、新聞が襟足に当たったとかなんだろうね。

電車に戻った彼も注目を浴びていた車両に戻ってバツが悪いだろうに。

ホームに残った彼は並んでいるエスカレーターの列には並べばバツが悪いと階段へと進んでいった。

 

 

残ったもう一人。すごい顔をしていたんだろうもう一人。

これもまたバツが悪い。

 

んー。