何も言わずに観覧車に乗ったのかな [僕の生きる道 OneDay]
突然飛び込んできた訃報。
大杉漣さんが亡くなられました。
今から15年前に「死」を扱うことで「生」を見つめなおす機会をくれたドラマ「僕の生きる道」が放映され、大杉漣さんも重要な役どころで出演されていました。
2013年1月から3月に放映、そしてその夏に特番が放映されました。
その特番で出演した矢田亜希子さんが他の演者に質問をぶつけています。
最初に答えたのが、矢田さんのお父さん役だった大杉漣さんでした。
悲しむ時間を与えずに去っていったのでしょうか。
ご冥福をお祈りします。
以前書いたエントリをもう一度。
もし、自分の命があと24時間しか残されていなかったらあなたはどうしますか?
2003年1月から放映されたドラマ「僕の生きる道」の終了後、2003年7月7日に放映された
SMAP×SMAP 特別編 僕とあなたの生きる道~oneday~
の中で、投げかけられた問いです。
「僕の生きる道」の中でも
『たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日、私は、りんごの木を植える』
ルターの言葉が紹介されていましたね。
このドラマはテレビで観た僕らだけでなく、出演した役者さんにも大きな足跡を残したようです。ベテラン俳優から、若い役者さんも。
では、番組でのやりとりを書いてみましょう。
その日
中村秀雄の妻・みどりは
全員に同じ質問をした。
みどりの父/理事長 秋本 隆行
Ren Osugi 大杉 漣
「もし、お父さんの命が、あと24時間しか生きられなかったらどうしたい?」
劇中で親子を演じていた二人。
矢田さんは「お父さんは?」と質問を致しました。
そんな父親目線の大杉さんの回答は
遊園地に行ってはしゃぎたい。みどりとね。
ソフトクリームをなめて、観覧車に乗って。
ゆっくり廻る観覧車の中、何もしゃべらず。
出来れば・・・膝枕で(笑)
肩を寄せ合って、到着して「お父さん、着いたわよ」という時に返事が無い。
注)矢田さん、少々呆れ気味にテーブルに崩れ落ちる。
矢田さんは大杉さんに質問する。
「娘さんには自分の余命を伝えますか?」
「言わない」
言わないけど、ちょっとお腹が痛いだけでも大騒ぎしちゃう。物凄くわめき散らすかもしれない。
大杉さんにはこの特番放映当時、17歳の娘さんと奥さんがいらっしゃいます。
お久しぶりです。
とてもとても悲しい知らせに、ただだだ信じられない思いでいっぱいです。
剛くんとご一緒してくださるとき、「彼は進化した。だからボクも
もっと進化しなければね」と、「俳優としての戦い」を
演技の中で2人でするのが楽しいと仰ってくださった大杉漣さんが。。。
SMAPでは、香取くんのハットリくん、吾郎さんの「トライアングル」そしてスマスマ(ビストロゲストなど)で
本当に沢山の現場をご一緒させて戴いたと思うのですが・・・
本当に悲しく、まだこれは夢でないのかなって思ってしまいます。
by こさ (2018-02-23 02:15)
こささん、こんばんは。お久しぶりですね。
役者として300の顔を持つ俳優と言われているそうですね。多くのドラマで存在感を発揮していました。
300の顔を持っているかもしれません。
でも、素の漣さんを垣間見てから、どんな役を演じていても漣さんの人柄が垣間見えていました。
草彅君も役者大杉漣さんにも、私人大杉漣さんにも随分と影響を受けたのではないかな。
今から、久しぶりに円盤を引っ張り出します。
そうだな・・・僕の生きる道ではなく、歩く道にしようかな。
「ありがとう」
とともに
by maeboo. (2018-02-23 23:45)
maeboo.さんこんばんは。
先日、青山で行われた大杉漣さんのお別れ会に
行ってきました。
ほぼ終了ぎりぎりだったのですが、なぜか
「大丈夫、大丈夫、そんな急がなくても大丈夫」って
思っていました。
実際、会場についてみるとまだ沢山の方が
献花をしてらっしゃいました。
午前中には、俳優の方たちがお別れを告げに行ったそうで
その中には剛くんと吾郎さんの姿があったそうです。
献花を終えて、出ようとすると、大杉漣さんの歌声が
響いてきました。
漣さん、まだ居るんじゃないの?って思うくらい
その声は風にのって明るく響きました。
帰宅して知ったこと。
剛くんはその足で、舞台に立ったそうです。
本当にすごい精神力でやってるんだろうなと、
そんな風に思いました。
ありがとうを漣さんに伝えることができてよかった、
と、思うとともに、彼のご冥福を改めて祈ろうと思います。
by こさ (2018-04-23 01:04)
こささん、maeboo.さん、
ドラマにこれ程思い入れがある方が未だにいらっしゃる(^.^)。
『僕の生きる道』が名作である間接的証明です。
BD化を待ってるんですが、いつになる事やら(溜息)。
by CYPRESS (2018-04-28 00:35)
こささん、CYPRESSさん、おはようございます。
こささん、お別れの挨拶に間に合ってよかったですね。
いまだ彼の死を信じられず、新しいドラマにふと登場するのではないかと。
役者さん達は板の上で漣さんへの恩返しを続けていくのでしょうね。
CYPRESSさん、僕の生きる道についてはその作品に触れて、何かを感じた人ならば、HPへブログを立ち上げようが、黙っていようが、口に出そうが、黙っていようが、おそらくは長い間心のどこかでもち続けていく、そんな作品だと思います。
そして、ブルーレイ化ですが残念ながら無いでしょう。
テレビでの再放送もないと思います。
ついでに、スマスマ特別編の円盤化も元々ありえない状況がさらにあり得なくなりました。
そういった意味でも、作品に、漣さんに偶然でも会えたことに感謝。
by maeboo. (2018-04-28 08:06)