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読まなかった本 [ライフ]

かつては毎年の目標として掲げていた、年間100冊読破


達成できるか出来ないか?


実際には数えていないから分からない。


10年ほど前が一番ピークだったかな、数えていないけど、まず100冊は超えていたと自信を持って言える頃があった。


本屋に行き、気に入った作家さんが出来ると、買いあさった。取りあえず買った。


で、通勤行き帰りを主に読み込むので、買っておいたストックから1冊引き抜いてカバンに「現在読んでいる本」と「次に読む本」を入れておくのです。

それが、1週間に2回入れ替えをすれば概ね年間100冊のペースになります。


ただ、あの頃は1週間(5日の出勤)に2~3回の頻度で次!次!と入れ替えていたので前述の間違いなく100冊は超えると書きました。


伊坂幸太郎さんの作品をブームより少し遅れて読み始めて、感触をつかむと出費のことを考えて文庫本化された作品を取りあえず全部買いをする。


当然のごとく、ある時期を過ぎたら文庫本化された作品で未読はなくなり、他の作家さんに手を出す。


人の勧めだったり、雑誌などで紹介された作家さんを試したり。


あまり先入観を持ちすぎても出会いが減ると思い、平置きしているところで無作為に買ってみたりしたこともある。そこでも、いい出会いがあったりする。


米澤穂信さんだったり、有川浩さんだったり、坂木司さんだったり、岡崎琢磨さんだったり、吉永南央さんだったり・・・


と、そんな時期もあった。


しかし、仕事で余裕がなくなると通勤の行き帰りも本を読む余裕がなくなる。


ケータイ、スマホの発達もあり、電車でもお仕事メールが出来るのでカバンに入れた読みかけの1冊と次の1冊を触る機会が減った。


持ち帰る書類があってカバンが重たくなると、書類を減らさずに次の読む1冊をカバンから降ろす。


そうしているうちに年間100冊と取りあえず年頭に掲げることもなく、本でなく、せいぜい雑誌しか読まない時期が続いた。




今年、会社から異動辞令を受け、新しい職種に取り掛かり手探りな毎日ではあるけれど、少しココロに余裕が出来て、本を手にし始めた。



で、新しく買ったりもしたんだけれど、読むピッチが上がってきて出勤時に


「ああ、これは行きで読み切るな・・・」


と思い、本棚から過去に読んだ本でも時が経って読み直そうと思い手を伸ばす。



既読本でも、まあ楽しめるわけで、出費も抑えられるしと。



そこで本棚とそこに収まらずに段ボールに収納している本を整理して分かったことがある。


買って、ストックしておきながら読まなかった本がある。


気に入った、気になった作家さんを取りあえず買っちゃえという無謀な読書時代の遺品があった。


皆さんもあるかと思いますが、本を読み始めても全然入ってこない・・・ピッチがあがらない。


ああ、これは自分には合わない本だと。


となると、シリーズ本だったりすれば、それ以降の本も買っておきながらページを開くこともなかった。


それが段ボールの底の方にあった。



さて、他に読む本がないのでそんな記憶を呼び戻しながらもカバンに入れて出勤する。





いやぁ~、面白い!


あっという間にそのシリーズを読み終えて、さらに新しく以降に文庫本化されたものを読んでと。



「読まなかった本」



寒い季節になると、キーワードから過去のドラマ作品に度々結び付く。


自分の人生に少なからず影響を与え、SNSなんてキーワードなんて知らない時代にホームページビルダーとか、ホームページ作成ソフトを使って自分のサイトを立ち上げ、WEB上で知り合った人と語らい、人生で最初で最後になったけど現実世界でも会って語らい、距離を克復して冗談を言い、克服できない遠いところに行ってしまった仲間もいる。


もう15年、16年も前になろうとしているドラマ「僕の生きる道」では読まなかった本について、〈読む時間がない〉のではなく、〈読もうとしなかった〉と生きていく中で試みることについて教えてくれています。


ここしばらく前までの自分と今の自分に置き換えて弁明をすれば、本当に読む余裕がなかった。

そして読んでもなかなか身に染みてこなかった本については、自分が変化した部分もあるのだろう。


今でもドラマの中村秀雄先生の言動は自分の行動指針の一部にはなっている。


でも、環境の変化、そう内部環境(自分のこと)や外部環境(自分ではどうしようもない)の変化もあるので、そこに対応せずに15年前のまま、やっていくことが正しい訳でもない。


書店でかけてくれたカバーには広告宣伝的な要素が含まれており、それははっきりと「懐かしい」昔の出来事になってしまっている。

繰り返すが、あの時は読もうとしても読めなかった本が、数年間生きてきた結果、読みやすい本になった。

いいのか悪いのか別にして、自分が変わったからなのだろう。




さて、財布の中身は厳しいのですが、先日も書いた通り「みずほ難民」の際にえーいと通販でシリーズを買い漁った本のストックが尽きようとしています。


年末年始休暇に入ったので、通勤時の読書時間はないので平時よりはペースは落ちますが、この休暇中にストックについて考慮が必要です。


ちなみにここしばらく読み漁ったのが夏見正隆さんの作品です。


ゼロの血統を偶然手にして、このシリーズを瞬く間に読破。


これはいいと思い、同著者の作品を読んでみようと。


先日、通販で買ったのが「スクランブルシリーズ」(旧題/僕はイーグル)


これまでどちらかというと第二次世界大戦に関する、史記や空想ものを読んでいたのでゼロの血統は時代背景も含めて読みやすかったけど、スクランブルシリーズは現代(とは言っても2000年代)となり、最初はピッチが落ちた。

そして、もうどこまでが本当でどこまでが嘘か分からないくらい、『ニッポン』の描き方がすごかった。


今、ある意味タイムリーな出来事として、管制レーダー照射が毎日報道されている。



ああ、話がずれた。


夏見さん、まだまだシリーズがある。

全部買ったら・・・お金がいくらあっても足らない。

年越し、餅代が足りない。


図書館、行こうかな。

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